【今日の言葉】日経平均1株利益1040円に近づく、果たして一段の向上は?

2014年8月7日 13:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『日経平均1株利益1040円に近づく、果たして一段の向上は?』=日経平均予想1株利益が6日時点で1039円と1040円に近づいている。6月11日から1030円台が続いているもので、2ヶ月ぶりに1040円台に乗るか注目される。今年の最高は6月6日の1047円である。

  日経平均と日経平均予想1株利益の関係は重要である。とくに、26週線との関係で捉えられることが多く、日経平均は3ヶ月以上にわたって26週線を挟んだモミ合いが続いている。予想1株利益が1030円台でモミ合っていることと関係していると、みることができる。

  2015年3月期の第1四半期決算は発表が終わろうとしているが、通期予想ということではトヨタ自動車など主力どころより、二番手、三番手銘柄の好調が目立っている。これが、足元での予想1株利益が1040円へ小幅向上となっている。ただ、発表がまもなく終わるため、この先、予想1株利益が6月の1047円を大きく上回ることは難しそうである。

  1株利益の大幅向上が期待できるとすれば、第2四半期決算発表の本格化する10月後半以降だろう。従って、日経平均は、この夏は、引き続き26週線を挟んだモミ合いとみておくのがよいだろう。個別物色の相場とみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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