【木村隆の相場展望】東京株式市場は独自相場を形成、ヘッジファンドの買いが流入

2014年8月2日 16:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(8月4~8月8日)

  東京株式市場の強さが目立っている。NYダウは7月30日に317ドル安の1万66563ドルと急落した。それにも関わらず日経平均は、7月31日は1万5620円と前日比25円安に留まった。これ以上ないほどの悪材料である、米国株安を受けても東京市場はその影響は軽微。

  東京証券取引所がまとめた7月22日─7月25日のプログラム売買状況によると、7月第4週の裁定買い残は、前週比3993万株増の、21億5317万株増となった。買い残の増加は3週ぶり。そして、7月第5週に入ってもその勢いは衰えず、7月28日、1894万株増、29日491万株増、そして7月30日は1105万株増の21億8800万円となっている。

  こうした先物主導の相場が続いていくことになる。8月1日のCMEの円建て日経平均は、NYの続落を受け、1万5415円と1万5400円すれすれにまで落ち込んできた。企業々績の好調などを受け、8月第1週の相場は、押し目買い流入で堅調地合いが見込まれている。

  好業績銘柄には海外勢の買いが入りやすいという。加えて、堅調な米経済指標を背景にドル高・円安が進めば、上値を切り上げていく展開となりそうだ。(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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