待望のダイハツの軽オープンスポーツ発売

2014年6月23日 10:57

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

新型ダイハツ・コペンは先代同様に電動開閉式デチャッタブルトップで、メタルルーフを開閉する。

新型ダイハツ・コペンは先代同様に電動開閉式デチャッタブルトップで、メタルルーフを開閉する。[写真拡大]

 昨年11月の東京メーターショーでコンセプトモデルが発表され、その「着せ替えコンセプト」で注目を集めた、ダイハツの軽オープン2シータースポーツ「COPEN(コペン)」が遂に発売となった。

 今回発売されたのは、純粋にスポーツカーと呼べるカテゴリーに属する「コペン・ローブ」で、価格はトランスミッションに7速マニュアルモード付きCVTを採用するモデルが179.82万円。5速マニュアルトランスミッション車は181.98万円だ。“ローブ”はフランス語の衣装を意味する単語である。衣装と言っても“ローブ”には「優雅な衣装」という意味が内包されている。すなわち、ファッションでいうところの「オートクチュール」に近いのかも?

 新型コペンの特徴は何と言ってもその「着せ替えコンセプト」にある。内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」と呼ぶそのシステムは、外板を13個の樹脂ハーツの集合体し、クルマは購入後のデザイン変更か難しいという固定概念を覆し、購入後であってもユーザーの嗜好に合わせた変更を可能にする。

 搭載エンジンは660cc直列3気筒DOHCターボで、そのアウトプットは最高出力64ps(47kW)/6400rpm、最大トルクは9.4kg.m(92Nm)/3200rpm。組み合わせるトランスミッションは上述のとおり2種である。マニュアル車にはより機敏なハンドリングを実現するLSD(リミテッド・スリップ・デフ)がメーカーオプション(3万2400円)として設定されている。

 装備にまったく不足はなく、一般に要求される安全装備・装置もすべて網羅している。オーナーは好みのオーディオ&ナビを選ぶだけでいい。

 主要諸元について簡単に触れておこう。全長×全幅×全高3395×1475×1280mm、ホイールベース2230mm。車両重量は軽く、MT車850kg、CVT車870kg。JC08モード燃費は、前者が22.2km/リッター、後者が25.2km/リッターを達成する。どちらもエコカー減税対象で、CVT車は免税となる。

 コペンの楽しみは、購入前にグレードを考えたり、あれこれ選ぶ楽しみはやや少ないが、購入後のドレスアップの楽しみが限りなく拡がっている。ダイハツでは全国の販売店にコペン・スタイリストが常駐する「COPEN Site」を開設してコペンの愉しみ方を発信する。メーカー直営拠点「ローカルベース」を神奈川県・鎌倉に開設、コペンのオープンカーライフスタイルを楽しむ為の情報発信拠点とする。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
ダイハツ、マレーシアにエンジン工場を新設
ガソリンエンジン登録車「世界最高燃費」を達成したトヨタ・パッソ
新エンジンでハイブリッドに頼らなくても燃費は改善できる──トヨタ
2013年度、国内自動車販売ベスト5は、ハイブリッドと軽自動車
ダイハツの新型「COPEN」6月発表。内装も“着せ替えられる”その姿が明らかに

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事