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三菱重工など5社、ボーイング「777X」の量産・開発に参画、日本企業の製造規模は現行機「777」を上回る
【6月12日、さくらフィナンシャルニュース=東京】
日本航空機開発協会(JADC)と、三菱重工業(東1・名1・札・福:7011)、川崎重工業(東1・名1:7012)、富士重工業(東1:7270)、新明和工業(東1:7224)、日本飛行機(本社:神奈川県横浜市)の5社は12日、米・ボーイング社と次世代大型旅客機「777X」の開発、量産事業に参画するための主要契約条件に関する覚書に調印したことを発表した。
ボーイング「777X」は、旅客の評価が高く航空輸送市場をリードする大型双発旅客機777シリーズの後継機として開発されている機体。777-8Xと777-9Xで構成されており、現在は777-9Xを開発中。2017年に製造を開始し、初号機の引き渡しは2020年を予定している。
5社の「777X」の機体構造分担については、現行777における各社担当の踏襲を基本とし、三菱重工業が後部・尾部胴体および乗降扉を、川崎重工業が前部・中部胴体、主脚格納部、貨物扉および圧力隔壁を、富士重工業が中央翼、中央翼・主脚格納部結合、主脚扉および翼胴フェアリング(前部)を、新明和工業が翼胴フェアリング(中・後部)を、日本飛行機が主翼構成品を手掛ける計画だ。
なお、日本企業全体の製造規模は、「777X」では胴体延長によって機体が大型化することなどもあり、現行777を上回るものになるという。【了】
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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。
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