三菱商事、カナダでLNGプラントの合弁 シェールガス輸出目指す

2014年5月2日 10:25

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三菱商事が、シェル、韓国ガス公社、中国石油天然气集団と合弁事業契約を締結した液化天然ガス(LNG)輸出プラントの所在地を示す図。

三菱商事が、シェル、韓国ガス公社、中国石油天然气集団と合弁事業契約を締結した液化天然ガス(LNG)輸出プラントの所在地を示す図。[写真拡大]

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 三菱商事は1日、シェル、韓国ガス公社、中国石油天然气集団と共に、カナダのブリティッシュ・コロンビア州キティマット港周辺で推進している液化天然ガス(LNG)輸出プラントの共同開発計画「LNGカナダ」の合弁事業契約を同日締結したと発表した。カナダからのシェールガス初輸出を目指して、プロジェクトの開発を本格化するという。

 同プロジェクトは、4社が西カナダのLNG開発プロジェクトで主導的な役割を果たし、カナダの豊富なシェールガスを、日本を中心とした市場にLNGとして長期安定供給していくもの。これまでに25年間の輸出許可の取得(輸出先規制なし)、2系列の拡張が可能な液化プラント用地の確保、初期的な技術検証の完了などを終えている。

 今回は、契約締結に伴って、同プロジェクトの操業会社として、LNGプラントの設計・建設・生産を担うLNG Canada Development(在バンクーバー)も設立した。今後は、LNGプラントの基本設計作業、環境許認可の取得、プロジェクトの推進に必要な関連諸契約の締結・履行を加速し、最終投資決定を目指す。

 プロジェクトの権益比率は、シェルが50%、三菱商事/韓国ガス公社が15%、中国石油天然气集団が20%となる。現在の計画では、2系列(年間600万トン/系列)から成る合計1,200万トン/年のLNG供給を予定しているが、将来的な拡張の可能性も含んでいるという。

 三菱商事は、先行して西カナダシェールガス開発事業を2案件推進しており、これらを供給源として、シェールガスの生産から液化までのバリューチェーン構築に取り組んでいく。地政学的な優位性を持つ西カナダからのカナダ産LNGを新たな調達源に加えることで、日本のエネルギー資源の調達源多様化と長期安定確保に貢献していくという。

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