【木村隆のマーケット&銘柄観察】モルフォ、モバイル向け画像処理のデファクト・スタンダードを目指す

2014年4月24日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 モルフォ<3653>(東マ)は再上昇トレンド入りが有力視される。今2014年10月期の第1四半期の業績好調、動画手ブレ補正技術、及び高解像度パノラマ画像合成技術が中国向けスマートフォンに搭載されたことを材料に、一時市場人気が高まったが、3月20日の高値3390円以後は利食い売りが優先する展開になっている。

 ただ、第1四半期の営業利益は4300万円と、通期予想の営業利益1億円(前期比92.3%増)に対し、進捗率は43%に達した。増額修正への期待感を支えに、再び見直し相場が訪れることになりそう。

 同社は、デジタル画像処理技術を使い、携帯電話やデジタルカメラ向け各種ソフトウェアを提供している。主なソフトウェアには、撮影時の手ブレを補正する「PhotoSolid」、携帯電話に保存されている写真をすばやく表示させる「ImageSurf」などがある。

 現在は、携帯電話端末市場が戦略的事業ドメインだが、スマートフォン市場では、海外携帯電話メーカーが国内市場・グローバル市場で急速にシェアを伸ばしている。そうした下で、同社は"モバイル端末向け画像処理技術のデファクト・スタンダードとなる"ことで成長を図っていく。

 今後はカメラデバイスの小型化、高性能化が進むが、同社は高速化するネットワーク環境に適応した製品の提供、及び今後の市場規模拡大が見込まれるクラウドコンピューティング分野への製品投入を積極化する。また車載・監視カメラ等、各種業界で画像処理に対するニーズが高まっていることを踏まえ、ビジネスチャンスを拡大する方針。中期的な展開力の大きさが改めて見直されそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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