サンディスク、日本のUSBメモリー市場に再参入

2014年3月9日 16:15

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記事提供元:エコノミックニュース

 4日、メモリーカード最大手である、米サンディスクが日本のUSBメモリー市場に再度参入することが分かった。3月下旬に128ギガバイトの高機能商品を日本にて販売開始する。容量は128ギガバイトのみで、実売価格は2万円前後になるとみられている。

 3月下旬に日本にて発売されるそのUSBメモリーは「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」であり、最大260MB/秒の読取り速度と最大240MB/秒の書込み速度を実現している。米サンディスクが日本にて新しい商品を発売するのは5年ぶりのことであり、デジタルカメラの高画質化、また動画撮影の普及などにより、より転送速度の速い大容量のメモリー商品の需要が増えるのではないかとの判断により、再度日本市場への参入を決意したようだ。

 「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」は一般的なUSBメモリーと比較して、データの書き込みが毎秒240メガバイトと約60倍も速い。長編映画1本を数秒で、また高画質の写真画像1000枚程度を30秒で転送することが出来る。

 また「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」の下位モデルとして、「サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリー」シリーズの展開が予定されており、16GB、32GB、64GBの3種類が用意されている。64GBのタイプは最大245MB/秒の読取り速度と最大190MB/秒の書込み速度で、実売価格は16GBが3000円前後、32GBが4500円前後、64GBが8000円前後になるとみられている。これら3種類も3月下旬に発売開始予定。

 さらには超小型USB 2.0メモリー「サンディスク クルーザー フィット USB フラッシュメモリー」も同時期に販売が開始される予定だ。やはり16GB、32GB、64GBの3種類が用意され、実売価格は16GB が1500円前後、32GBが2500円前後、64GBが4万5000円前後になるとみられている。

 米サンディスクは世界のメモリーカード市場でトップを誇り、アメリカでは48%ものシェアを獲得している。日本ではUSBメモリーを扱っていないことから、シェアは33%にとどまっていた。米サンディスクはリーマン・ショック後にUSBメモリー製品の価格が低下したことを受けて、日本での新しい商品の販売を控えていた。(編集担当:滝川幸平)

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