概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、ルーブル安やウクライナ政情不安などで1500の大台割れ

2014年2月20日 09:37

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記事提供元:フィスコ


*09:37JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は続落、ルーブル安やウクライナ政情不安などで1500の大台割れ
【ブラジル】ボベスパ指数 47150.83 +1.18%
昨日19日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比551.07ポイント高(+1.18%)の47150.83で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは55、値下がり18と買いが優勢。通信を除くすべてのセクターが上昇し、中でも公益や素材に買いが集中した。

狭いレンジでもみ合った後は終盤に上げ幅を急速に拡大させた。電力や不動産関連に買い戻しが広がったことが指数の上昇をけん引。最近の下落で売られ過ぎ感が強まったほか、インフレが落ち着くとの観測が支援材料となった。また、一部地区の干ばつの影響で政府が電力消費量の割当制を導入すると同時に補助金を支給するとの観測が電力セクターの買い戻し材料となった。

【ロシア】MICEX指数 1485.60 -1.24%
19日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比18.64ポイント安(-1.24%)の1485.60で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは13、値下がり37と売りが優勢。MICEX指数はこの日、1500の大台を割り込んで引けた。

朝方は底堅い展開を示したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブルが対ユーロと米ドルで構成する通貨バスケットで連日の過去最安値を更新したことが不安材料。ウクライナの政情不安がリスク回避姿勢を強めたほか、財務省がロシア中央銀行から大量の外貨を買い取る方針を示したことが中銀のルーブル買い介入を弱めるとみられた。財務省はこの日、翌20日から5月までに総額35億ルーブル(約100億円)相当の外貨を買い取り、原油価格が急落した際のヘッジとして備蓄されているリザーブファンドに入れる計画を示した。

【インド】SENSEX指数 20722.97 +0.43%
19日のインドSENSEX指数は4営業日続伸。チダムバラム財務相が17日公表した暫定予算案を好感する買いが継続した。財務相は今年度の財政赤字が目標内に収まるとの見通しを示し、来年度にはさらに赤字が縮小すると予測。最近は貿易収支の改善で経常赤字も縮小傾向にあり、「双子の赤字」に対する懸念が後退。また、総選挙後に成立する新政権も製造業テコ入れ策を継続するとの思惑があり、投資サイクルが上向くとの期待が資本財などの上昇につながった。

【中国本土】上海総合指数 2142.55 +1.11%
19日の上海総合指数は反発。約2カ月ぶりの高値で引けた。ウエートの高い銀行株や石油株が買われ、指数は後場に上げ幅を拡大した。銀行間金利の落ち着きに加え、エネルギー業界の改革案が3月開催の「両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)」前後にも発表されるとの政策期待が材料視された。また、旧正月連休明けの地合い改善を受け、証券取引口座の開設数が急増しているとの報道が市場への資金流入期待を強めた。《FA》

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