日本ではレアなシトロエンDS3に、さらに稀少な限定モデル登場

2014年2月4日 20:47

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記事提供元:エコノミックニュース

ルーフ、フロントフェイス、18インチアロイホイール、ダッシュボードなどに独自な輝きのマットゴールドを配する「DS3 Racing MAT GOLD」。わずか1210kgの車重に207ps/28.1kg.mのエンジンが載る。

ルーフ、フロントフェイス、18インチアロイホイール、ダッシュボードなどに独自な輝きのマットゴールドを配する「DS3 Racing MAT GOLD」。わずか1210kgの車重に207ps/28.1kg.mのエンジンが載る。[写真拡大]

 2009年のフランクフルト・ショーで世界初公開されて、その年の11月から欧州で発売されたシトロエンDS3。車名の「DS」は、1955年に発表された同社の大型高級車「シトロエンDS」に由来する。C3やC5などの「Cライン」とは差別化された高級車ブランドである。日本では2010年5月から発売されている。

 エクステリアのポイントは、ルーフが浮いているように見える「フローティングルーフ」だ。ボディ&インテリアカラーはユーザーのカスタマイズに応える仕組みが取り入れられて、ボディやルーフ、ダッシュボードやシートカラーなどを自由に組み合わすことができる「ビークルパーソナリゼーション」が設定されている。組み合わせによって、まさに世界に一台だけのパーソナルカーを作りあげることも可能だ。ただ、シトロエンの独特なテイストは、なかなか日本人には理解されないようで、日本で走っている「DS3」を見かけることは稀だ。

 そのDS3に、さらに個性的なモデルが加わる。特別なチューンド・シトロエン「DS3 Racing MAT GOLD」だ。日本国内でわずか20台限定のスペシャルモデルである。このモデルは、WRC(世界ラリー選手権)で、8回のマニュファクチャラーズタイトル、9回のドライバーズタイトルを獲得したシトロエン・レーシングがチューンした限定車。2011年9月に発表されたレーシングモデルに次ぐ第2弾だ。

 限定モデルの特徴は、何と言ってもエクステリア。ボディはシトロエンとして日本初導入となるマットペイントが施され、ボディはマットブラック、ルーフ、フロントフェイス、18インチアロイホイール、ダッシュボードなどにアクセントとして独自な輝きを放つマットゴールドを使用した。また、チューンモデルらしくカーボンパーツが随所に採用されている。

 搭載エンジンは、標準仕様の1.6Lツインターボエンジンのターボやコントロールユニット、エキゾーストなどに専用チューニングを受け、最高出力はDS3比33%アップの207ps、最大トルクは15%上回る28.1kg.m(275Nm)となった。1200kg少々のこのクルマに爆発的な運動性能を与える。

 また、車高を10 mmローダウンすると共に前後トレッドを30 mm拡大、サスには専用ダンパー&スプリングを採用した。ブレーキも専用4ピストン・キャリパーと大径ディスクローターに強化している。装着されるホイールはマットゴールドの18インチアロイホイール。ハンドル位置は右、トランスミッションは6速マニュアルのみ。価格は380.0万円だ。レアでホットはコンパクトHB車がほしい人にお勧めのモデルといえる。(編集担当:吉田恒)

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