富士通、農業経営を支援する食・農クラウド「Akisai」 コスト見える化で収益性を向上

2014年1月22日 15:57

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富士通が公開した食・農クラウド「Akisai」の体系図

富士通が公開した食・農クラウド「Akisai」の体系図[写真拡大]

 富士通は22日、ICTで農業経営を効率化させる食・農クラウド「Akisai(アキサイ:秋彩)」を、農業法人である衞藤産業(大分県豊後大野市)に導入、運用を開始したと発表した。

 食・農クラウド 「Akisai」は、農業生産社向けの生産管理サービスで、日々の作業実績や生育情報などのデータを、モバイル端末やセンサーを使ってクラウド上に収集、蓄積・分析することにより、農業経営の収益や効率性を高めることができる。

 導入した衞藤産業では、品目ごとの生産コストを見える化し、肥料や販売価格の見直しを行うことで、導入前と比較して肥料コストを約30%削減したほか、単位面積あたり約1.3倍の売上高を実現する見込みという。

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