丸紅、英洋上風力発電事業の持ち分の一部をDBJに売却

2013年12月27日 16:12

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 丸紅は27日、デンマークの大手総合エネルギー会社DONG Energyと共同運営している英国ガンフリート・サンズ洋上風力発電事業の持分の一部を日本政策投資銀行(DBJ)に売却する事で基本合意したと発表した。DBJをパートナーとして同事業を共同運営し、洋上風力事業の一層の拡大を目指すという。

 同社によると、今回の事業は、日本企業としては初めて洋上風力案件に出資参画するもので、洋上風力発電の開発・操業のノウハウの吸収や、欧州・その他市場における洋上風力事業の拡大を図る上で重要という。発電容量は172MWで、2010年春に稼働を開始した。

 丸紅は、世界で総発電設備容量が3万3,625MW、出資持分換算1万291MWを保有しており、この内、再生可能エネルギー資産は総発電設備容量1,994MW、出資持分換算815MW。同社は今後も、再生可能エネルギー資産をはじめ、電力事業に積極的に取り組んでいくとしている。

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