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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは株式分割後の強さ光る、権利落ち日の1410円ボトムに一貫上昇
アンカー大手のサンコーテクノ <3435> (JQS)の株価は10月の年初来高値から一旦反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。20年東京夏季五輪や老朽化インフラ更新など公共投資増加が追い風であり、好業績を評価して上値を追う展開だろう。
ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。太陽光発電関連製品もメガソーラーの増加が追い風だ。
11月14日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績(9月13日に増額修正)は前年同期比14.2%増収、同59.1%営業増益、同57.9%経常増益、同2.2倍最終増益だった。あと施工アンカーや太陽光発電関連製品の好調が続いている。セグメント別(セグメント間取引含む)に見ると、ファスニング事業は同10.4%増収、同13.3%増益、リニューアル事業は同32.0%増収、同20倍増益、センサー事業は同17.9%増収で黒字化した。
通期見通しは前回予想(9月13日に増額修正)を据え置いて売上高が前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が同25.1%増の10億70百万円、経常利益が同22.6%増の10億30百万円、純利益が同37.6%増の6億10百万円としている。あと施工アンカーや太陽光発電関連が高水準であり、高付加価値製品の増加や販管費の抑制なども寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.6%、営業利益が52.7%、経常利益が52.1%、純利益が51.0%である。下期の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期再増額の可能性が高いだろう。
株価の動き(10月1日付で株式2分割)を見ると、10月21日の年初来高値1830円から一旦反落し、11月11日の1560円まで調整した。しかし、すぐに切り返して1700円近辺まで戻している。好業績を評価する動きだろう。
11月22日の終値1695円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は1.0倍近辺である。
日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に変化はないようだ。指標面に割高感はなく、自律的な短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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