【株式評論家の視点】三菱電機は国内、新興国の設備投資回復を背景に持続的増収益基調へ

2013年11月19日 12:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  三菱電機 <6503> が静かに5月16日の年初来高値1242円に接近してきている。重電御三家では日立 <6501> 、東芝 <6502> などに比べ人気面では後塵を拝しがちだが、国内設備投資の回復などから、今回は同社の出番到来との認識が強まってきている。

  今2014年3月期の9月中間決算は、営業利益が797億円(前年同期896億円)と、従来の見通し700億円に対し、上振れ着地となった。中国を中心に海外昇降機事業が好調な重電システム部門、アジアでのFAシステム事業や北米での自動車機器事業が堅調に推移した産業メカトロニクス部門の伸長などが原動力。第2四半期の営業利益は455億円と、第1四半期の341億円から大きく伸びているが、これは6四半期ぶりの増加である。つれて、通期の営業利益の見通しを2050億円から2200億円(前期1520億円)に引き上げた。

  同社は、環境関連事業戦略の推進、中国・インド等の新興国市場での事業拡大、社会インフラシステム事業の強化など、成長分野への取り組み強化を図っている。特に力を入れているのがアジア展開。今後、本格的な事業拡大の時期を迎えるインド市場では、重電システムや産業メカトロニクスなど、同社のグループの中でもとりわけグローバルに強い事業を核にした成長市場開拓に取り組んでいる。加えて、タイにおいては、成長市場のニーズをとらえたタイ市場における事業拡大だけでなく、グループの重要なグローバル供給拠点としての機能を強化し、競争力強化を実現していく。

  設備投資は国内での回復と新興国での成長が見込まれ、来期以降についても増収・増益の持続が想定されている。新展開への踏み込みは時間の問題と思われる。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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