【編集長の視点】新規上場のANAPは買い気配でスタートし公開価格を上回る

2013年11月19日 10:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ANAP <3189> (JQS)が、きょう19日にジャスダック市場(スタンダード)に新規株式公開(IPO)された。ほぼ1カ月ぶりのIPOで、公開価格は1000円、公開株式数は54万500株となっている。寄り付きから買い気配を切り上げ、9時30分現在、公開価格を150円、15%上回る1150円買い気配で売り買い差し引き約100万株と公開株式数を大きく上回る買い物を集めている。業態そのものは、女性向けのカジュアル衣料を販売するオールドエコノミーに属するが、公開価格がPER11倍台と割安で資金吸収額も5億円超と小規模にとどまり、さらに全般相場が高値波乱となっているなか、IPO株として上値にシコリがなく、値動きも軽いことが買い評価されている。

■IPOの初値形成の「負けなし」記録は37連勝まで伸びる

  同社株が、このまま公開価格を上回って初値をつける(勝ち)と、IPO市場の「負けなし」記録は、さらに37勝まで伸びることになる。IPO市場では、昨年12月20日にIPOされたシュッピン <3179> (東マ)から今年10月22日上場のシステム情報 <3677> (JQS)まで初値が公開価格を上回る初値形成(勝ち)が、36銘柄と連続しており、IPO人気拡大の要因となっている。これにANAPの初値形成も加わり、現在予定されている11月後半の4銘柄、12月の16銘柄のIPOラッシュの高人気化に向け強力サポートすることになる。

■スマートフォン経由の受注比率は60%を超える

  同社は、10~20歳代の女性向けにカジュアル衣料を販売しており、メインブランド「ANAP」を中心に17ブランドを並行展開、商品トレンドを早期に把握するとともに、多品種少ロットの商品展開により顧客ニーズに的確に対応する新鮮な品揃えを充実、ブランドの魅力を高めている。販売は、原宿や渋谷などの路面の旗艦店舗から郊外の大型SC内の店舗まで全国93店舗で行っているが、2002年1月から「ANAPオンラインショップ」の運営も開始しインターネット販売にも注力している。ネット販売比率は26%と業界でも有数で、うちいち早く対応したスマートフォンでの受注比率は60%を超えている。

  今8月期業績は、売り上げ94億8800万円(前期比10%増)、経常利益3億6800万円(同40%減)、純利益1億7600万円(同32%減)、1株利益88.8円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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