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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】Jトラストは2部市場で唯一の新指数採用を好感
Jトラスト <8508> (東2)の株価は、11月8日発表の今期(14年3月期)業績見通しの修正を嫌気して急落したが、失望売りが一巡して反発の動きを強めている。新指数『JPX日経400』に、2部市場で唯一採用されたことも好感されている。積極的な業容拡大戦略に評価余地があるだろう。
事業者向け貸付、消費者向け貸付、クレジット・信販、信用保証、債権買取など金融サービス事業を主力として、不動産事業、アミューズメント事業、海外金融事業(消費者金融業、貯蓄銀行業)、その他事業(システム開発など)も展開している。
M&Aや債権承継などの積極活用で業容を拡大し、国内金融分野では日本保証(12年3月ロプロが武富士の消費者金融事業を承継、12年9月ロプロと日本保証が合併)、KCカード(11年8月旧楽天KCを子会社化)、クレディア(12年7月ネオラインホールディングス株式取得に伴い子会社化)、不動産分野・アミューズメント分野ではアドアーズ <4712> (12年6月子会社化)などを傘下に置いている。
海外金融分野では、韓国・親愛貯蓄銀行(12年10月貯蓄銀行認可・営業開始)が未来貯蓄銀行の一部資産・負債を承継し、13年1月に韓国・ソロモン貯蓄銀行から、6月に韓国・エイチケー貯蓄銀行から消費者信用貸付債権の一部を譲り受けた。10月にはシンガポールに子会社Jトラスト・アジアを設立し、東南アジアでの成長企業に対する投資事業の拠点とするようだ。
11月13日発表の第2四半期累計(4月~9月)連結業績(11月8日に減額修正)は前年同期比17.9%増収、同70.2%営業減益、同77.8%経常減益、同84.6%最終減益だった。アドアーズや韓国・親愛貯蓄銀行の連結なども寄与して増収だったが、販管費の増加や韓国・親愛貯蓄銀行での貸倒関連費用の増加などで減益だった。期初計画との比較で見ると信用保証残高は増加したが、消費者向け貸付業務、クレジットカード業務、融資残高が計画を下回り、韓国・親愛貯蓄銀行の貸倒関連費用が増加した。
通期見通しについては非開示とした。ライツ・オファリングによって調達した総額約976億円の資金で、金融事業を中心とした債権買取やM&Aを柱とする事業展開を予定しているが、タイミングや規模等に不確定要素があるため通期見通しを非開示とした。
株価の動きを見ると、11月8日の減額修正発表を嫌気して11月8日終値1610円から11月11日終値1210円へ急落し、11月12日には一時1164円まで調整する場面があった。しかし11月12日は終値で1281円まで急反発し、さらに11月18日には前日比120円(8.76%)高の1490円まで戻す場面があった。失望売りが一巡して反発の動きだろう。
日足チャートで見ると、5日移動平均線を回復して目先的にリバウンドの動きを強めている。また週足チャートで見ても、11月11日の急落で空けた窓を埋めに行く動きのようだ。積極的な業容拡大戦略に評価余地があり、失望売りが一巡して出直りの動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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