【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは上昇本格化へ、ゴールデンクロス示現で

2013年11月18日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  電子書籍関連のスターティア <3393> (東マ)の株価は水準切り上げの展開が続いている。電子書籍関連が好調であり、好業績を評価して高値圏回帰の動きを強めるだろう。13週線が26週線を上抜く『ゴールデンクロス』が実現しており、5月高値が視野に入りそうだ。

  電子ブック作成ソフト「ActiBook」を主力として、Webアプリケーション開発などのウェブソリューション事業、クラウドサービスなどのネットワークソリューション事業、OA機器・MFP(複合機)販売などのビジネスソリューション事業を展開し、大手と競合しない中堅・中小企業向けを中心にストック型収益の向上を推進している。主力の「ActiBook」は特に印刷関連業界向けの市場シェアで断トツ首位の実績を誇り、アジア市場への事業展開で多言語対応の開発も進めている。

  11月1日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績(10月25日に増額修正)は、前年同期比19.2%増収、同13.9%営業減益、同14.6%経常減益、同13.4%最終減益だった。人材採用、ソフトウェア開発、アジア市場展開などの先行投資負担で減益だが、売上高が計画を上回る増収だったことに加えて、広告宣伝費や支払手数料の削減効果などが寄与して利益も計画を上回った。

  通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比22.9%増の81億60百万円、営業利益が同21.9%増の8億円、経常利益が同22.0%増の8億円、純利益が同2.3%増の4億円としている。電子書籍関連やクラウドサービス関連の市場拡大も追い風として、各セグメントとも好調に推移している。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率はやや低水準だが、ストック型収益構造のため四半期ごとに拡大する期初計画であり、第2四半期累計が計画に対して上振れたことを考慮すればネガティブ要因とはならない。好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、6月安値をボトムとして自律調整を挟みながら水準切り上げの展開が続いている。10月28日には戻り高値となる1650円を付けた。足元では一旦1400円台まで調整する場面があったが、11月15日には終値で前日比74円(5.00%)高の1554円まで戻している。好業績を評価する動きだろう。

  11月15日の終値1554円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円81銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円98銭で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS605円71銭で算出)は2.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だろう。好業績を評価して高値圏へ回帰する動きを強め、5月高値1794円が視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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