【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアスホールディングスは調整最終局面、9月の安値で二番底形成

2013年11月18日 09:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  医療機器販売のメディアスホールディングス <3154> (JQS)の株価は水準をやや切り下げたが、9月安値まで下押す動きは見られない。指標面の割安感に見直し余地があり、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料に反発局面となりそうだ。

  医療機器・医療材料の販売・メンテナンス事業を主力として、介護・福祉機器の販売・レンタル事業も展開している。医療機関への医療機器・医療材料の提供にとどまらず、手術室業務支援ソフトウェア「サージレーン」や、医療材料データベース・医療材料分析サービス「メッカル」の提案など、複合的なサービスを推進している。首都圏エリアの営業を強化するとともに、13年7月に秋田医科器械店(秋田県秋田市)を完全子会社化するなど、M&Aも活用して営業エリアを拡大している。

  11月8日に発表した今期(14年6月期)第1四半期(7月~9月)の連結業績は前年同期比0.4%増収、同39.6%営業減益、同23.9%経常減益、同2.8%最終増益だった。セグメント別に見ると医療機器販売事業は同0.5%増収、同2.2%営業増益(全社費用等調整前)だった。放射線機器や内視鏡等診断機器の備品販売が好調で、原価低減効果も寄与した。介護・福祉事業は同2.8%減収、同38.9%営業減益だった。個人向けがやや低調だった。

  通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比6.3%増の1425億円、営業利益が同3.8%増の14億10百万円、経常利益が同1.8%増の17億50百万円、純利益が同6.0%増の9億50百万円としている。放射線機器や内視鏡等診断機器の備品販売が好調であり、首都圏エリアでの営業強化、原価低減効果、秋田医科器械店の新規連結などで増収増益見込みだ。第1四半期は人件費増加などで営業減益だったが、期初計画段階で第2四半期累計(7月~12月)は大幅減益見通しである。期後半に向けて営業強化の効果が期待されるため、現時点では特にネガティブ要因とはならないだろう。

  株価の動きを見ると、2600円台での短期モミ合いから反落して水準を切り下げた。11月13日には2400円まで調整する場面があった。第1四半期の営業減益も嫌気されたようだ。ただし9月安値2350円まで下押すことなく、売りが一巡して反発の動きを見せている。

  11月15日の終値2445円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS333円68銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間80円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2269円97銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線にタッチして下げ渋りの動きを強めている。サポートラインの形となりそうだ。第1四半期業績を嫌気した売りは一巡した可能性があり、指標面の割安感にも見直し余地があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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