【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスは急騰の反動調整局面だが反発のタイミング接近、割安感も支援材料

2013年11月15日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス <9928> の株価は9月の年初来高値から反落して急騰の反動調整局面だが、足元で下げ渋り感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。指標面の割安感も支援材料だろう。

  会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けの業務用アプリケーションソフトの開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品の販売、保守サービス、経営情報サービス、コンサルティングサービスなどを展開している。システム導入契約売上とサービス収入が柱のストック型収益構造である。10月には連結会計システム開発を手掛けるプライマルと資本業務提携した。個別会計から連結会計、企業情報開示、連結納税まで、グループ経営を広範囲にわたって支援するソリューション提供を強化する方針だ。

  10月30日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績は前年同期比3.8%増収、同10.3%営業増益、同11.3%経常増益、同12.3%最終増益だった。品目別売上高で見ると、システム導入契約売上高が69億71百万円で同2.9%増収、サービス収入が34億84百万円で同4.0%増収だった。いずれも好調に推移しているようだ。

  通期見通しについては前回予想を据え置いて、売上高が前期比4.0%増の217億60百万円、営業利益が同4.6%増の23億80百万円、経常利益が同3.7%増の23億70百万円、純利益が同11.1%増の13億20百万円としている。会計事務所向けのシステム導入契約売上やソフト使用料収入などが堅調に推移し、中小企業向けの新ERP(統合業務)システムも寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.8%、営業利益が48.6%、経常利益が49.8%、純利益が51.1%である。概ね順調な水準だろう。消費増税に伴う特需も考慮すれば好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月30日の年初来高値469円から反落して水準を切り下げ、急騰の反動調整局面となった。11月1日に378円、11月11日に376円、そして11月13日に378円まで調整した。しかし10月8日の371円を割り込むことなく下げ渋り感を強めている。調整が一巡した可能性があるだろう。

  11月14日の終値382円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円04銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS310円05銭で算出)は1.2倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面だが、75日移動平均線にタッチして下げ渋り感を強めている。また週足チャートで見ても13週移動平均線近辺で下げ渋る形であり、調整がほぼ一巡したようだ。指標面の割安感も支援材料であり、反発のタイミングが接近している。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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