【編集長の視点】電通は4日続伸、上方修正業績が市場予想を上回る

2013年11月14日 10:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  電通 <4324> は14日、45円安でスタートし、寄り付き安後は30円高と買い直され4日続伸している。前日13日大引け後に11月11日に上方修正した今3月期第2四半期(2Q)累計業績を発表、同じく3月通期業績ともども市場コンセンサスを大きく上回ったが、上方修正から前日ザラ場につけた年初来高値4015円まで300円高していただけに利益確定売りと業績評価の顔物も交錯している。

■イージス社買収上乗せに国内広告市場の堅調推移が業績押し上げ

  2Q累計業績は、前年同期比17%増収、21%経常増益、8%純益増益と続伸し、経常利益、純利益は、市場コンセンサスをそれぞれ90億円超も上回った。今年3月26日付けで英国の大手広告会社で世界第8位のイージス社を買収、同社業績の上乗せに加えて、国内の広告市場が堅調に推移したことなどが要因で、営業利益では、イージス社買収に伴うのれん償却額134億600万円、その他無形固定資産償却額74億円を計上したが、経常利益、純利益では、為替差損がなくなり連続増益となった。

  3月通期業績も、11月11日の上方修正値に変更はなく、経常利益724億円(前期比22%増)、純利益331億円(同8%減)と見込み、市場コンセンサスを124億円~117億円上回る。

■ファイナンス安を2020年五輪の東京開催決定でカバーし倍返し

  株価は、7月末払い込みで実施した新株式発行(発行価格3191円)などのファイナンスで希薄化懸念を強めて3030円まで400円安したが、9月に2020年夏季オリンピック開催都市が東京に決まったことで関連人気が波及して3835円までほぼ倍返しとなり、その後の3000円台央固めからは、来年のソチ冬季オリンピック関連特需などに期待を強めて上ぶれた。目先売り吸収後に2006年4月高値4360円奪回にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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