【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMCは切り返し本格化、低PBRも支援材料

2013年11月14日 09:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  製紙用薬品の星光PMC <4963> の株価は9月の年初来高値から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。低PBRも支援材料に高値圏回帰を目指す展開だろう。

  DIC <4631> の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。中期経営目標として設立50周年にあたる17年度の連結売上高350億円、売上高営業利益率10%を掲げ、高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販に加えて、セルロースナノファイバーや導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)など新分野も強化している。

  11月5日発表の今期(13年12月期、決算期変更で9ヶ月決算)第2四半期累計(4月~9月)連結業績は前年同期比1.1%減収、同3.4%営業増益、同27.9%経常増益、同37.0%最終増益だった。需要が伸び悩んだがコスト削減効果などで営業増益だった。セグメント別には製紙用薬品事業が同2.8%減収、同3.4%営業減益、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が同3.2%増収、同29.1%営業増益だった。経常利益は外貨建て資産に係る為替差益、純利益は税金費用の過年度減額修正も寄与した。

  通期見通しについては売上高と営業利益を減額修正した。売上高は11億円減額して168億70百万円、営業利益は1億50百万円減額して7億50百万円、経常利益は据え置いて9億60百万円、純利益も据え置いて5億90百万円とした。前年同期間(12年4月~12月)との比較で見ると4.9%増収、14.9%営業減益、3.2%経常増益、3.0%最終増益となる。国内外で需要が伸び悩んだことや原材料価格の上昇が主因のようだ。来期(14年12月期)については、需要回復やプロダクトミックス改善の効果が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、動意付いた9月18日の年初来高値548円から反落して10月7日の401円まで調整したが、その後は480円台まで戻して切り返しの動きを強めている。今期売上高と営業利益の減額修正に対する反応も限定的のようだ。

 11月13日の終値467円を指標面(1株当たり今期予想数値は12ヶ月換算)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円95銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS654円99銭で算出)は0.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると10月の安値で長い下ヒゲを付け、その後は13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。低PBRも支援材料に高値圏回帰を目指す展開だろう。(シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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