【業績でみる株価】プラマテルズは10年3月期底に業績は着実に伸長、来期には特損消え、株価居所変えの可能性

2013年11月11日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  プラマテルズ <2714> (JQS)の業績は、リーマンショックで落ち込んだ2010年3月期をボトムに着実に上向いている。既に、売上及び営業利益とも2010年3月期を上回り、純益だけは厚生年金基金脱退に伴う特別損失計上で未達だが、次期には上回ることが確実視される。

  同社は合成樹脂専門商社で大手商社型の大口扱いではなく、小ロットながら顧客とニーズ開発に取り組み顧客と共に成長するという点に特徴と強さがある。需要先はOA・事務機器、電子・家電、自動車、医療、建材、化粧品など多岐にわたり、特定の業種に偏っていない。

  このため、景気変動の影響は受け難く、過去一度も赤字は出していない。それでも、さすがにリーマンショックによる影響で10億円台を上げていた営業利益は2010年3月期に6億6300万円まで落ち込んだ。しかし、2012年3月期には売上577億9000万円、営業利益8億8300万円と、2010年3月期の売上(471億4500万円)、営業利益とも上回った。

  ただ、2013年3月期は欧州と中国経済の減速影響で前年比4.2%減収、営業利益7.7%減益となった。だが、リーマンショック時のようなことはなく小幅減少にとどまり今期(2014年3月期)は売上4.3%増の580億円、営業利益6.4%増の8億7000万円の見通しで、営業利益でも2010年3月期を上回る。

  今期の純益については、同社及び子会社が総合型年金基金より9月末で任意脱退に伴い特別損失を計上するため14.3%減の3億6000万円と2010年3月期の3億8800万円には届かない。

  1株利益は前3月期に49.1円と2010年3月期の45.4円は抜いたものの、今期は特損計上により42.1円にとどまる。今期配当は年15円の予定で2010年3月期の年13円は上回る。また、1株当純資産でも現在795円と2010年3月期の666円を大きく上回っている。財務内容は改善されている。

  一方、株価は2010年3月末の335円は今年3月末では399円と19.1%の上昇である。4月につけた年初来高値441円でも3年前比31.6%上昇にすぎない。

  今期に特損がなかりせば前期1株利益を上回る52~53円は見込めたはずであり、PERで割安が目立つ。来期には特損はなくなり1株利益の55~60円も見込めるだろう。

  前週末8日の392円は利回り3.82%と高く、PERでも10倍以下と割安が顕著である。マーケットでの人気は地味ではあるが、中期的には実体評価から大きく居所を変えているものとみられる。中期で資産アップを狙う投資家には妙味の大きい銘柄といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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