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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写の週足に強さ、13週線で調整一巡、割安見直しへ
プリント配線板大手の京写 <6837> (JQS)の株価は、下値を着実に切り上げてボックス上放れの動きを強めている。今期(14年3月期)好業績見通しであり、指標面の割安感にも見直し余地があるだろう。
生産量世界トップの片面プリント配線板、および両面プリント配線板を収益柱として、実装関連事業も展開している。中期経営計画では16年3月期売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、ROA6%以上を目標としている。重点戦略としては、LED照明関連など環境対応製品の強化、片面配線板分野での圧倒的市場シェアの獲得、海外生産の拡大、コスト低減による収益力強化、新製品PALAPなど新規事業の確立を掲げている。
10月28日発表の第2四半期累計(4月~9月)連結業績(10月23日に売上高を減額、利益を増額)は、前年同期比0.2%増収、同9.8%営業減益、同12.6%経常減益で、純利益は横ばいだった。製品別に見ると片面プリント配線板は同9.7%増収、両面プリント配線板は同14.3%減収、その他は同2.5%増収だった。海外での需要回復が遅れて売上高を減額修正したが、コスト削減効果と円安メリットで利益は計画を上回った。
第2四半期累計の実績を受けて通期見通しも10月23日に経常利益と純利益を増額修正した。売上高は前期比10.1%増の165億円、営業利益は同35.5%増の7億50百万円、経常利益は50百万円増額して同13.5%増の7億50百万円、純利益は30百万円増額して同67.5%増の5億30百万円とした。純利益は固定資産減損損失の一巡も寄与する。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.8%、営業利益が43.5%、経常利益が48.4%、純利益が53.6%である。概ね順調な水準だろう。期後半に向けて家電関連の需要が回復傾向を強め、自動車関連では下期から供給開始する新製品も寄与するようだ。
株価の動きを見ると、9月以降は概ね220円~250円近辺のレンジでボックス展開だが、下値を8月28日214円から、9月9日222円、10月8日224円へと着実に切り上げている。そして足元ではボックスレンジ上限に到達した。上放れのタイミングが接近しているようだ。
11月8日の終値250円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円98銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円28銭で算出)は0.9倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなって下値を着実に切り上げている。指標面の割安感に見直し余地があり、26週移動平均線を突破すれば上げ足に弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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