【株式評論家の視点】新光電気工業はアナリストの増額機運強く、押し目買い人気高まる

2013年11月8日 11:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  新光電気工業 <6967> に押し目買い人気が高まり出来高がボリュームアップに転じ、出直り相場への瀬踏みを開始したニュアンスだ。

  相場が大きく下放れたのは10月28日。25日に今2014年3月期の中間決算について、営業利益を儒来見通しの19億円から86億円(前年同期27億2200万円)へ大幅に引き上げた。主力のフリップチップタイプパッケージが堅調に推移し、為替相場が円安基調で推移したことなどが要因。

  ただ、中間決算の好調にもかかわらず、通期の営業利益については、63億円から86億円(前期30億1200万円)への引き上げにとどめた。後半の営業利益はゼロということである。今後、半導体市場は、新興国経済の減速等を背景にパソコン、デジタル家電等の需要がさらに弱含み、市場低迷が継続するほか、企業間競争が一段と激化するためと説明されている。

  しかし、同業イビデン<4062>(東1)は中間決算の営業利益109億1200万円に対し、後半は1000億8800万円と、ほぼ横ばいを想定しており、新光電気工業は後半の見通しをあまりにも慎重に見過ぎているようだ。従って、アナリスト筋の間では今期増額修正の見方が圧倒的で、今後実態見直しの輪が広がる方向が予想される。

  同社はパソコン、携帯電話、ゲーム機など、エレクトロニクス製品の頭脳とも言えるICチップを他のデバイスと電気的に接続する半導体パッケージを手掛けている。半導体パッケージ業界のなかでも、半導体実装をトータルにカバーする会社は世界でも類を見ない。そこが、同社がグローバル市場で強い競争力を発揮している源泉となっている。ウィンドウズXPのサポート期限切れで、低迷していたパソコンの需要回復も期待されるところ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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