【株式評論家の視点】キリン堂はセルフメディケーション重視の流れで業績好調

2013年11月8日 10:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  キリン堂 <2660> はもみ合いを継続中だが、実態から見ると、株価はきわめて割安感の強い水準に位置しており、市場で見直しの目が向くのは時間の問題と思われる。

  今2014年2月期の8月中間決算は売上げ517億7300万円(前年同期比1.3%増)、経常利益10億5900万円(同30.2%増)と、好業績を残した。ただ、通期の売上げ1049億円(前期比3.1%増)、経常利益25億9000万円(同15.5%増)の従来見通しが据え置きとなり、やや買い手掛かりが乏しい状況だ。

  それでも、PER9.2倍、PBR0.7倍、そして配当利回り3.1%という数値は、すべて今の株価が割安であることを訴えている。当面は出遅れを拠り所に出直りに向かうものと思われるが、その後は先行きの成長性を評価する相場へ視点が変わり、そこらあたりからは上昇もスピード感を増していくことが予想される。

  同社は、大阪を地盤にドラッグストアチェーンを展開している。ドラッグストアには、栄養強化食品やダイエット食品、漢方薬やドリンク剤のほか、自社開発のプライベート・ブランド商品をラインアップ。顧客の相談にあわせた商品を提案し、生活習慣の悩みにも適切なアドバイスを行っている。また、地域の医療提供施設としての機能を強化するために、調剤併設店舗を積極的に展開。患者の自宅や介護施設などへ薬の配達や服薬指導も行うなど、地域に密着したスーパードラッグストアのチェーン展開を進めてきた。

  急速に進む少子高齢化を背景に、セルフメディケーションの必要性が叫ばれており、今後、セルフメディケーションの社会的重要度は一層高まるものと見られている。アナリスト筋の間では業績上振れの見方が強まっており、今後はそうした期待感が株価を刺激していくことになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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