【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツの週足チャート魅力的、三角保合い煮詰まる

2013年10月28日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  菓子製造販売の寿スピリッツ <2222> (東2)の株価は7月下旬以降の戻り高値圏でモミ合い展開だが、煮詰まり感を強めており、好業績を評価して上放れの動きが期待される。

  「ラングドシャ」ブランドなどを展開する山陰地区の寿製菓、「ルタオ」ブランドなどを展開する北海道のケイシイシイ、首都圏で洋菓子を多ブランド展開するシュクレイ、「赤い風船」ブランドなどを展開する九州の九十九島グループなどを擁し、地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。空港や駅など交通機関の施設に立地した出店・販売の比率が高いことも特徴であり、訪日外国人など観光客の増加も追い風となる。

  企業ビジョンとして「全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドの総合プロデューサー」を掲げ、中期事業戦略で新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネス開発、海外展開などを推進している。新規分野としてはジャパルシーが健康食品の「栃(とち)」と「藍(あい)」を販売し、ジュテックスが通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供する。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店や新規事業の寄与、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、製造採算の改善などで最高益更新の見込みだ。

  10月15日に発表した第2四半期累計(4月~9月)の売上状況(概算)は、前年同期比10.4%増の108億25百万円だった。セグメント別にはケイシイシイが同11.0%増収、寿製菓が同8.1%増収、販売子会社が同5.6%増収、シュクレイが同48.0%増収と好調に推移している。通期ベースでも好業績が期待され、増額の可能性もあるだろう。なお11月5日に第2四半期累計の業績発表を予定している。

  株価の動きを見ると、7月下旬以降は戻り高値圏1250円~1300円近辺の狭いレンジでモミ合う展開だが、全般地合いが悪化しても大きく下押すことなく堅調に推移し、足元ではレンジ上限に接近してモミ合い上放れの動きを強めている。好業績を評価する動きだろう。

  10月25日の終値1300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支え、足元では下値を切り上げながら7月25日の1321円に接近している。指標面に割高感はなくモミ合い煮詰まり感も強めており、上放れの展開が期待される。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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