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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンは年初来高値更新、中段保ち合い上放れ確認、上場来高値に接近
補聴器首位のリオン <6823> の株価は、高値圏での短期調整が一巡して年初来高値を更新している。上昇トレンドの中段保ち合いから上放れた形だ。指標面に割高感はなく、好業績を評価して上値を追う展開だろう。
医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」、13年8月発売のエントリーモデル「リオネットプレシアV」や低価格のポケット型デジタル補聴器「HD-21」など、商品ラインアップを充実させている。
10月21日に今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績見通しの増額修正を発表した。売上高は前回予想に4億円増額して前年同期比6.3%増の87億円、営業利益は2億円増額して同50.3%増の9億円、経常利益は2億円増額して同51.5%増の9億円、純利益は1億40百万円増額して同57.4%増の5億40百万円とした。高価格帯の補聴器の好調に加えて、環境機器事業で国内環境計測市場や海外半導体関連市場の設備投資需要が想定以上のようだ。なお第2四半期累計の決算発表は10月31日の予定である。
通期の見通しについては前回予想を据え置き、売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。第3四半期(7月~9月)以降の売上高を前年同期並みと見込み、第2四半期累計で予定していた経費の一部が第3四半期以降にズレ込んだためとしているが、通期についても増額の可能性が高いだろう。
株価の動きを見ると、急騰した9月の高値圏1400円台から10月上旬の1200円台まで一旦反落したが、すぐに切り返す動きとなった。10月22日には1521円を付け、9月13日の1490円を突破して年初来高値を更新した。さらに10月23日には1580円まで上伸している。第2四半期累計業績の増額修正を好感し、通期の増額も期待する動きだろう。
10月25日の終値1486円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想に第三者割当増資による株式数増加を考慮した連結EPS99円90銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績に株式数増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると上昇トレンドの中段保ち合いから上放れて水準を切り上げる形だ。指標面に割高感はなく、好業績を評価して上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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