【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコの週足好展開、13週線に沿い下値切り上げ、五輪関連

2013年10月27日 12:57

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価は、9月の戻り高値圏から一旦反落したが、切り返しの動きを強めている。低PBRに見直し余地があり、20年東京夏季五輪関連も支援材料だろう。

  フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

  10月4日発表した今期(13年11月期)第3四半期累計(12年12月~13年8月)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比0.5%減の20億75百万円、営業利益が51百万円の赤字(前年同期は3百万円の赤字)、経常利益が45百万円の赤字(同4百万円の黒字)、純利益が35百万円の赤字(同26百万円の赤字)だった。悪天候の影響などで販売がやや苦戦し、一部在庫品の値下げ販売やアウトドア直営店出店に伴う販管費増加などで営業損益が悪化したようだ。

  通期見通しは前回予想(7月3日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。

  来期(14年11月期)は、富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定の効果で、登山・アウトドア・スポーツ関連ブームの盛り上がりが期待される。さらに福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて本格的に動き出せば、放射線風評被害の影響を受けていたフィッシング関連の需要回復に繋がり、収益改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月の戻り高値圏580円台から全般地合い悪化の影響を受けて一旦反落したが、8月の安値圏550円近辺まで下押す動きは見られず、足元では切り返しの動きを強めている。20年東京夏季五輪関連も材料視して収益改善を期待する動きだろう。

  10月25日の終値580円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS3円55銭で算出)は163倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。

  週足チャートで見ると、13移動平均線がサポートラインとなって切り返しの動きを強めている。20年東京夏季五輪関連の材料性に加えて、引き続き低PBRに見直し余地があり、4月19日の年初来高値630円を試す動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】先高期待を抱えながら中間決算の発表を待つ展開に(2013/10/19)
【週足チャート診断】双信電機は26週線挟んだモミ合いが4ヶ月経過、増額で上放れも(2013/10/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事