24日の香港市場概況:3日続落、中国の金融引き締めなど警戒して1カ月半ぶり安値

2013年10月24日 17:34

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記事提供元:フィスコ


*17:34JST 24日の香港市場概況:3日続落、中国の金融引き締めなど警戒して1カ月半ぶり安値

24日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3日続落となり、前日比164.13ポイント安(-0.71%)の22835.82で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同135.20ポイント安(-1.29%)の10322.12、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同29.56ポイント安(-0.66%)の4437.54だった。

ハンセン指数は終日軟調に推移し、終値で先月9日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けた。寄り付き後ほどなく発表された中国のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回ったことで、指数は下げ幅を縮小する場面もあったが、再び下値を広げた。中国人民銀行(中央銀行)がこの日も資金供給オペを見送ったほか、中国の短期市場金利が引き続き上昇したことを受け、金融引き締めや流動性逼迫への警戒感が持続した。

ハンセン指数の構成銘柄では、華潤置地(01109/HK)など本土系不動産株の下げがきつい。北京市で新たな不動産引き締め措置が発表されたことが嫌気された。このほか、中国神華能源(01088/HK)が1.85%下落。電力卸売価格の引き下げによる利益縮小見通しに加え、北京市などが大気汚染改善に向けて石炭消費量を抑制するとの報道が弱気材料となった。

ハンセン銘柄以外では、香港系の中堅銀行株が上昇。外電によると、中国農業銀行(01288/HK)が永亨銀行(00302/HK)の買収を検討しているもよう。これより先には、創興銀行(01111/HK)の身売りが明らかとなっており、再編期待が広がった。永亨銀行が2.45%高、大新銀行(02356/HK)が10.25%高で取引を終えた。

このほか、玖龍紙業(02689/HK)が6.74%上昇するなど、製紙セクターが逆行高を演じた。株価の出遅れ感に加えて、人民元相場の上昇が支援材料。原料のパルプを輸入に依存している製紙セクターにとって、人民元高は調達コストの圧縮につながるプラス要因となる。《KO》

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