【アナリスト水田雅展の銘柄分析】きちりは底放れの展開、好業績に評価して高値奪回早

2013年10月24日 15:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  飲食チェーンのきちり <3082> (東2)の株価は9月の戻り高値圏から一旦反落したが、足元で調整一巡感を強めている。好業績見通しを評価して出直る動きだろう。押し目買いの好機だ。

  関西および関東エリアに直営店を展開する飲食チェーンである。カジュアルダイニング「KICHIRI」や「いしがまやハンバーグ」などを主力業態とする自社ブランドの展開、および店舗受託運営を展開し、首都圏への新規出店を強化している。前期(13年6月期)末時点の直営店舗数は68店舗(関西エリア43店舗、関東エリア25店舗)である。

  13年2月に食品加工機械メーカーのサタケ、4月にイタリアのバックブランド「オロビアンコ」、5月に福岡県「はかた地どり」生産者である農業組合法人福栄組合と業務提携するなど、店舗を受託運営するプラットフォームシェアリング事業の確立を目指している。

  中期経営計画では18年6月期の売上高100億円、営業利益15億円、経常利益16億円、純利益10億円、配当性向30%を経営目標値として掲げ、自社ブランド展開事業で100店舗、プラットフォームシェアリング事業で契約店舗数500店舗を目指している。

  今期(14年6月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比17.3%増の73億円、営業利益が同23.8%増の7億円、経常利益が同23.9%増の7億50百万円、純利益が同30.7%増の4億50百万円としている。自社ブランド展開事業、プラットフォームシェアリング事業ともに新規出店効果で増収増益見込みだ。

  株価の動き(7月1日付で株式3分割)を見ると、9月18日と19日に付けた戻り高値1097円から反落して上値を切り下げる形になったが、下値は960円近辺で下げ渋り、足元では調整一巡感を強めている。10月23日は全般地合いが悪化する中でも前日比30円(3.11%)高の996円まで上伸した。利益確定売りが一巡して出直る動きのようだ。

  10月23日の終値996円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS88円78銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績のBPS267円10銭で算出)は3.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。過熱感は解消しており、好業績を評価して出直りの動きを強めそうだ。押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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