注目銘柄ダイジェスト(前場):安川電機、古河電池、ワコム、エナリスなど

2013年10月21日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):安川電機、古河電池、ワコム、エナリスなど

安川電機<6506>:1333円(前日比-35円)
売り優勢。先週末に上半期の決算を発表、通期予想は上方修正しているものの、短期的な出尽くし感が先行する格好に。実績営業利益は126億円で前年同期比倍増、第1四半期決算時に上方修正した水準での着地となった。通期予想は従来の240億円から255億円に上方修正している。ただ、通期予想の市場コンセンサスは275億円程度であり、上振れ幅は想定よりも小幅にとどまる格好へ。太陽光パワコンの失速などがコンセンサス比下振れの背景か。

古河電池<6937>:574円(同+51円)
急伸。先週末に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は4億円から5億円に、最終利益は2億円から4.1億円に増額修正へ。子会社を中心とした海外売上高の好調推移などが上振れの背景になっている。第1四半期営業利益は大幅減益スタートとなっていたことで、上方修正にはポジティブなインパクトが強まる格好に。

ワコム<6727>:844円(同-97円)
急落。先週末に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。上半期営業利益は従来予想の35.5億円から30.5億円に、通期では113.8億円から98.3億円に減額修正している。スマホの旧製品の在庫調整が想定以上に大きかったこと、タブレット端末向けの需要が第2四半期に大きく減少したことなどが下振れの背景に。第1四半期の好スタートや成長期待の高さから、業績下振れは想定外といった見方にも。発行済み株式数の1.19%に当たる200万株を上限とした自社株買いの実施を発表も、業績下振れを嫌気する動きが優勢に。

横河電機<6841>:1362円(同-65円)
下げが目立つ。先週末に伝わった業績観測報道がマイナス材料視されている。上半期営業利益は前年同期比3%増の90億円前後になったもようと伝わる。会社側の従来予想は95億円であった。国内制御機器の伸び悩みが下振れの背景に。通期の市場コンセンサスは会社計画を2割近く上回る水準にあり、上半期の下振れ着地は想定外との見方にも。

東京製鐵<5423>:584円(同-31円)
売り先行。先週末に上半期の決算を発表している。上半期経常損益は11.5億円の黒字と、前年同期101.7億円の赤字から黒字に転換している。従来予想は損益トントンであった。通期経常利益も25億円から30億円に上方修正している。ただ、第1四半期の実績が9.7億円の黒字であったことから、業績の上振れは想定線との見方。鋼材市況は上昇傾向だが、スクラップ価格の上昇などマージンの改善は依然として限定的といった見方にも。

ジャフコ<8595>:5200円(同+180円)
大幅反発。先週末に発表した上半期決算が買い材料視される展開に。営業利益は81億円となり、前年同期比14倍の水準に。国内IPO市場の大幅な改善、米国での成功案件顕在化などが好業績の背景。みずほ証券では、想定を大きく上回るポジティブサプライズとの評価、株価は更なる上値を追っていく可能性が高いと指摘。

LIXIL<5938>:2147円(同+51円)
買い先行。上半期の業績観測報道が伝わっている。営業利益は前年同期比8割増の250億円程度になり、従来予想の230億円を上回ったもようと。住宅市場が堅調な推移の中で、高単価の新製品が伸びたもよう。通期予想は据置の公算が大きいが、最終的には上振れの可能性があるとも。実績、見通しともに市場コンセンサス並みの水準ではあるが、株価が安値圏にあったことで、素直に好感する動きが先行。

ユーグレナ<2931>:1669円(同+124円)
買い先行。イスラム教の戒律に従った「ハラル食品」市場に参入すると報じられたことが材料視されている。イスラム教徒が多いインドネシアやマレーシアなどの新興国市場を開拓し、10年後をめどにミドリムシを混ぜた栄養食品の海外売上高を100億円にする方針とも伝わっており、中長期的な業績押し上げ効果に対する期待感も高まる格好に。

テラ<2191>:3425円(同+180円)
続伸。旭化成<3407>と、がん治療のための細胞を培養・加工する装置の臨床研究を始めると報じられたことが材料視されている。旭化成の医療ノウハウや細胞加工技術と、人の免疫力を生かした免疫細胞ワクチンを開発した同社の細胞培養ノウハウを組み合わせて開発する。細胞を安定、効率的に培養できる装置を早期に実用化し、再生医療や細胞を注入してがんなどを治療する細胞医療の普及を目指すと。

メディアGL<6659>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。上期営業損益を1.2億円の赤字から1.3億円の黒字へ、最終損益見通しを1.3億円と赤字から1.3億円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。海外向け伝送装置の販売において、第3四半期以降に見込んでいた案件が一部前倒しとなったほか、経費の一部執行が第3四半期以降に延期されたことなどが背景。

コロプラ<3668>:2835円(同+185円)
7日ぶり反発。前期業績の上方修正を発表後は目先の材料出尽くし感が意識され、先週末まで6日続落と調整基調が強まっていた。ただし、25日線の接近で短期の調整一巡感も意識され、自律反発狙いの動きに。また、スマホ向けゲーム「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」の好調が続く中で、来月6日の本決算に向けて今期の業績拡大期待も先行へ。

エナリス<6079>:2169円(同+370円)
大幅高。経済産業省が、大手電力会社が持つ顧客の利用情報を新規参入業者に開示することを義務付けると報じられたことが材料視されている。2016年に家庭部門も含めて小売り参入を自由化するのにあわせて、大手が独占してきた情報を開放し、競争環境を整えると。同社は、電力需要家に対して電力調達や運用コスト削減のための各種サービスを提供する、エネルギー流通情報事業を展開しており関心が高まっている。《KO》

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