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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】科研製薬が本格出直り、25日線を2ヶ月半ぶりに上抜く、好利回り
科研製薬 <4521> の株価は調整一巡感を強めている。指標面に割高感はなく、出直りの動きとなりそうだ。
医薬品、医療機器、農業薬品などを展開する医薬品メーカーである。医薬品は生化学工業 <4548> からの仕入品である関節機能改善剤「アルツ」を主力として、術後癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」、経皮吸収型鎮痛消炎貼布剤「アドフィード」、慢性動脈閉塞症治療剤「プロサイリン」、高脂血症治療剤「リピディル」などを展開し、ジェネリック医薬品も拡大している。
開発中の医薬品には、爪真菌症を適応症とするKP-103(外用剤)(海外はバリアント社が申請中)、腰部脊柱管狭窄症を適応症とするTRK-100STP(東レ <3402> と共同開発)、腱・靱帯付着部症を適応症とするSI-657(生化学工業と共同開発、アルツの効能追加)などがある。なお10月4日には、カナダのバリアント社が爪真菌症治療剤「エフィナコナゾール」(一般名)について、カナダ保健省から新薬の承認を取得したと発表している。
今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比3.6%増の902億円、営業利益が同2.7%増の150億円、経常利益が同2.5%増の146億円、純利益が同3.4%増の93億円としている。研究開発費が増加するため利益の伸びは小幅だが、主力の「アルツ」や「セプラフィルム」が増収となり、ジェネリック医薬品や農業薬品の好調も寄与する。
株価の動きを見ると、徐々に上値を切り下げて調整局面だったが、10月8日の直近安値1429円をボトムとして急反発している。10月11日と10月16日には1510円まで上伸する場面があった。調整が一巡した可能性があるだろう。
10月16日の終値1507円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円66銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS771円10銭で算出)は2.0倍近辺である。
週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。また日足チャートで見ると、戻りを押さえていた25日移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡した可能性があり、出直りの動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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