【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールシーコアは『2段上げ』接近、中期経営計画に評価

2013年10月16日 07:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア <7837> (JQS)の株価は、全般地合い悪化の影響も受けて足元で戻り一服となったが、出直り歩調に変化はなく、好業績や指標面の割安感にも見直し余地があり、押し目買いの好機だろう。

  ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社BP社)と、カントリーログハウスなどキット部材の製造販売(北米部門)を展開し、東京・代官山の「BESSスクエア」と神奈川県の「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

  中期経営計画では17年3月期に契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%(13年3月期12.1%)を目標数値に掲げている。重点戦略として展示場50拠点展開を目指し、空白・重点エリアの千葉・埼玉エリア、近畿エリア、九州・四国エリアでドミナント開設を進める方針だ。

  9月27日には、12年4月に直営展示場でスタートさせたBESSのリノベーション「NEWIT(ニュイット)」を、今秋から全国の展示場で順次導入すると発表した。各物件事情に大きく左右されるリノベーションにおいても、企画型の仕組みである「NEWITデザインシステム」を構築することで、一定のデザインレベルで全国にリノベーション商品を提供する。次代の主力商品の一つとして育成する方針だ。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しは、契約棟数が前期比17.3%増の1200棟、契約高が同17.9%増の123億円、売上高が同24.1%増の127億円、営業利益が同29.3%増の8億90百万円、経常利益が同31.5%増の8億90百万円、純利益が同33.8%増の5億30百万円としている。

  第1四半期(4月~6月)は、全国BESS展示場への新規来場者数が前年同期比13%増加、契約高が同27.4%増加と好調だった。高水準の契約残高、藤沢展示場の通期寄与、新規販社の開拓やBESS展示場の新設、ブランドの知名度向上効果に加えて、消費増税前の駆け込み需要も追い風であり、大幅増益が期待される。なお10月31日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定している。

  株価の動きを見ると、1000円近辺で下値を固めて出直り歩調の展開となり、9月27日には1239円まで水準を切り上げた。その後は全般地合い悪化の影響も受けて戻り一服の形となったが、足元では水準切り上げの動きを強めている。いわゆる、1段上げ後のモミ合いで、「2段上げ」待ちの展開といえる。

  10月15日の終値1198円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円30銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS848円80銭で算出)は1.4倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認する形となった。また週足チャートで見ると、一旦割り込んだ26週移動平均線を回復する動きを強めている。出直り歩調に変化はなく、好業績、低PER、高配当利回りに見直し余地があり、押し目買いの好機だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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