【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMC続伸、本格出直り、期待大きいナノファイバー

2013年10月11日 12:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  製紙用薬品の星光PMC <4963> の株価は9月の高値から急反落したが、足元では調整一巡感を強めている。低PBRも支援材料であり、反発態勢だろう。

  DIC <4631> の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。中期経営目標として設立50周年にあたる17年度の連結売上高350億円、売上高営業利益率10%を掲げ、高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販に加えて、セルロースナノファイバーや導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)など新分野も強化している。

  今期(13年12月期、決算期変更で9ヶ月決算)連結業績見通しは売上高が179億70百万円、営業利益が9億円、経常利益が9億60百万円、純利益が5億90百万円としている。前年同期間(12年4月~12月)との比較で見ると11.8%増収、2.2%営業増益、3.2%経常増益、3.0%最終増益の見込みだ。

  原材料価格の上昇が利益圧迫要因だが、製紙用薬品、オフセットインキ用樹脂、トナー用樹脂の需要が上向き、プロダクトミックス改善やコスト低減などの効果も寄与する。なお9月17日には、円安進行による外貨建て資産に係る為替差益の発生、および税金費用の過年度減額修正の発生を主因として、第2四半期累計(4月~9月)の経常利益と純利益の増額修正を発表したが、通期見通しは据え置いている。

  株価の動きを見ると9月に入って再動意の形となり、第2四半期累計の経常利益と純利益の増額修正も好感して、9月18日に年初来高値となる548円を付けた。その後は反落して10月7日に401円まで調整した。全般地合い悪化も影響したようだ。ただし足元では反発に転じ、10月10日には前日比13円(3.00%)高の446円まで上伸する場面があった。短期調整が一巡して再動意の構えだろう。

  10月10日の終値443円を指標面(1株当たり今期予想数値は12ヶ月換算)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円95銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS654円99銭で算出)は0.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると一旦割り込んだ75日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると、サポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る動きを強めている。低PBRも支援材料であり、高値圏回帰を目指す展開だろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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