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注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、ソフトバンク、キヤノンなど
*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーストリテ、ソフトバンク、キヤノンなど
ファーストリテ<9983>:32900円(前日比-1650円)
大幅続落。前8月期の決算を前日に発表している。市場予想を下回る内容にネガティブな見方が強まる格好へ。実績の営業利益は1329億円で前期比5.1%増益、従来予想の1475億円に加えて、市場予想の1430-1440億円も大きく下回る着地に。国内事業の粗利益率低下などが下振れ決算の背景となる。今期見通しは1560億円で前期比17.4%増益の見通しだが、こちらも市場コンセンサスを100億円近く下回っている。アナリストの投資判断に関しては、「中立」スタンス継続で目標株価を引き下げる動きが目立っている。
ソフトバンク<9984>:7180円(同+110円)
続伸。野村では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を7370円から8590円に引き上げている。アリババを15年3月期以降の持分法損益に織り込み、中期税引利益を5%上方修正したことが背景のようだ。なお、10月の携帯契約状況は改善とのドコモ社長コメントなどが伝わっているが、特に弱材料視される状況にはつながっていない。
キヤノン<7751>:3130円(同+5円)
上値が重い。1-9月期の営業利益は前年同期比2%減の2400億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。デジカメの低迷が響いて想定を下回る格好になったようだ。7-9月期の営業利益は870億円程度、市場コンセンサスは200億円ほど下回る形とみられる。ただ、会社計画比での下振れ懸念は強かったとみられ、地合いの改善や為替の円安が進む中、プラス圏は確保する格好に。
ニコン<7731>:1814円(同+66円)
大幅に3日続伸。野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げで、目標株価を1992円から2020円に引き上げている。足元のデジカメ市場は、ほぼ想定通りに推移しているもよう。競合他社も含めた生産抑制により、大きな業績リスクとして懸念された値下げ競争は起こっていないと指摘。通期業績には上振れ余地が高まってきたとの見方。業績懸念で株価の低調なパフォーマンスが続いてきていただけに、ポジティブなインパクトが強まる状況へ。
ソニー<6758>:1919円(同+20円)
格下げも、為替相場の円安傾向や全体相場の上昇を背景に堅調推移。なお、シティでは投資判断を「1」から「2」へ格下げ、目標株価も2600円から2100円に引き下げている。テレビ、PC、カメラの業績が伸び悩み、通期会社計画が未達になる可能性も意識するべき状況と指摘している。エンタテインメント事業の管理強化、グループ企業の再編など新しい動きも見られず、EPSやROEの急拡大への期待も高まりにくいと考えているようだ。
KADOKAWA<9477>:3325円(同-110円)
売り優勢。前日にはノーベル文学賞の発表が行われているが、有力候補とも見られていた村上春樹氏は受賞を逃し、期待感が先行していた関連銘柄には失望売り圧力が強まるものも見受けられる。出版最大手の同社のほか、書店の丸善CHI<3159>などの下げが目立つ格好へ。
コーナン商事<7516>:1014円(同-51円)
売り優勢。役員の不正情報を調査するために、本日予定していた上半期の決算発表を延期すると発表している。女性取締役が海外の取引先からリベートを受けるなど不正を行った疑いがあるもよう。また、同取締役が実質経営する不動産会社との不透明取引に、社長が関与していることも判明と一部では伝わっている。今後の信用力の低下などが警戒される状況に。
千代田インテグレ<6915>:1421円(同+117円)
上昇が目立つ。同社は前日に前8月期の決算を発表、上振れ決算がポジティブに捉えられている。営業利益は24億円で前期比2.1倍、従来予想の18億円を大幅に上振れての着地となっている。6-8月期に限ってみると、前年同期比11.8倍、前四半期比2.4倍の水準であり、足元の急速な収益水準の拡大を評価する動きに。なお、今期は25億円で前期比4.0%増益にとどまる見通しだが、水準自体は市場予想も上回っている。
ユーグレナ<2931>:1661円(同+40円)
買い優勢。生産する石垣産ユーグレナを伊藤忠<8001>の協力により、世界で初めてヨーグルト商品に供給すると発表したことが材料視されている。世界初のヨーグルト「ユーグレナ&ヨーグルト」は、15日から発売される。ユーグレナは乳酸菌を活性化させる能力で有名なオリゴ糖よりも促進力があるとの研究結果もあるもようで、新商品に関心が高まる格好に。
ラクオリア創薬<4579>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。アシッドポンプ拮抗薬の米国における特許査定を受領したと発表したことが材料視されている。アシッドポンプ拮抗薬は、胃食道逆流症治療薬として現在の第一選択薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)とは異なるメカニズムで、PPIよりも速やかにかつ持続的に胃酸分泌を抑制できる薬と。なお、今期の業績予想に変更を要する影響はないとしている。
セルシード<7776>:2372円(同+131円)
大幅高。角膜組織再生(「角膜再生シート」を利用した角膜疾患治療技術)に関する特許が、米国で成立する見込みとなったと発表したことが材料視されている。今回の特許成立は、角膜再生シート技術の革新性を示すばかりでなく、角膜再生シート技術の多様性を示す証左としており、再生医療関連の一角としてあらためて関心が高まっている。《KO》
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