【株式評論家の視点】テラは北里研究所病院と共同研究契約を好感、今度こそ5000円相場

2013年10月11日 09:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  東大医科研究ベンチャーで、がん免疫療法のノウハウを提供している、テラ <2191> (JQS)は、10月10日(木)20円高の3235円と3営業日続伸。今月4日に同社が北里研究所病院と共同研究契約を締結したと発表したことが買い手がかり。同契約に基づき、同社が北里研究所病院と共同で、肝細胞がんに対するがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法の臨床試験を開始することへの期待感先行となっている。チャート妙味が増しており、短期のみならず、中長期でも注目されよう。

  株価は、5月8日につけた上場来の高値4970円から6月27日安値1500円まで調整。8月30日安値1825円と売り直され二番底確認から9月30日高値3470円と上昇。10月8日安値2727日まで下げて切り返す動きで、上値抵抗線として意識される7月30日高値3200円突破後の初押し完了で、押し目買い優位の展開が予想される。

  足元の業績、細胞治療支援事業における販売サポート及び保守管理サービスの新規受注が順調に推移し売り上げは好調。中期成長戦略に向けた積極的な投資を行っているため、今12月期売上高は17億1700万円(前年同期比11.2%増)、営業利益は1億5500万円(同29.2%減)、経常利益は1億円(同54.4%減)、純利益は2100万円(同78.4%減)と増収減益を見込む。再生医療を推進していくための法律制定や薬事法の改正などが今秋の国会で成立する見通しで、法律が施行される来年以降同社にとってフォローの風となり、来12月期業績は上向くと予想される。

  最も市場の関心が高いのは、同社がiPS細胞を使い網膜の再生医療に取り組んでいる創薬ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所、東京・中央)に1億円出資していること。ヘリオスが欧米での事業化に向け、資金調達のために株式上場を検討しており、上場のスケジュールが明らかになれば、上場基調を強める可能性があり、注目度は高まる方向だろう。とくに、5月には5000円未達だっただけに今回は期待できるだろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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