【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アートスパークホールディングスは急騰後の調整が最終場面、25日線で下値確認

2013年10月11日 09:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  グラフィクス制作支援や電子書籍関連のアートスパークホールディングス <3663> (東2)の株価は急騰後の反動調整局面だが、短期調整一巡感を強めている。過熱感が薄れて再動意の可能性があるだろう。

  セルシスとエイチアイが12年4月に統合した持株会社で、電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、グラフィクスコンテンツ制作支援ツールなどのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどミドルウェア関連のUI/UX事業を展開している。

  セルシスが提供するマンガ制作ソフト「ComicStudio」は、デジタル制作マンガのほぼすべてに使用され、2001年の販売開始から世界での累計出荷本数が160万本を超える代表的なマンガ制作ソフトだ。重点戦略としては、両社が持つ高度なグラフィクス技術を結集してシナジー効果を最大化することを掲げている。一方で、ゲーム受託開発などのアプリケーション事業は事業構造改革で縮小する方針を示している。

  今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が37億円、営業利益が1億円、経常利益が95百万円、純利益が90百万円としている。経営統合した前期との比較はできないが、第2四半期累計(1月~6月)はクリエイターサポート事業が好調に推移し、UI/UX事業で下期に予定していた売上の一部を計上したため期初計画を上回った。通期でも好業績が期待される。

  株価の動きを見ると9月下旬に再動意となり、直前の400円近辺の水準から9月30日の870円まで急騰した。その後一旦は利益確定売りが優勢となって反落し、10月7日と10月8日に559円まで調整した。しかし足元では下げ渋る動きとなり、短期調整一巡感を強めている。

  10月10日の終値574円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円56銭で算出)は42倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が薄れた。また週足チャートで見てもサポートラインの13週移動平均線が接近している。短期調整が一巡して再動意の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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