【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは強基調への転換を確認、モミ合い上放れ

2013年10月10日 07:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  情報サービスの電算システム <3630> の株価は、強基調への転換を確認して出直り本格化の流れだろう。今期(13年12月期)業績の増額の可能性も支援材料だ。

  情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始した。

  今期の連結業績見通しは売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業は郵便局関連の情報処理サービスやオートオークション向けシステム案件、収納代行サービスは既存取引先の収納件数増加や新規取引先獲得が寄与する。

■第2四半期の利益進捗率52%、通期上ブレも

  期初計画を上回る大幅増益だった第2四半期累計(1月~6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が47.9%、営業利益が52.2%、経常利益が51.5%、純利益が51.0%である。情報サービス事業の採算が改善していることなども考慮すれば、通期も増額の可能性があるだろう。なお10月30日に第3四半期累計(1月~9月)の業績発表を予定している。

  株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、8月21日に付けた直近安値971円をボトムとして反発し、9月30の1154円まで上伸した。足元は上げ一服の形だったが、10月9日には前日比33円(2.98%)高の1140円まで反発した。自律調整が一巡した形であり、出直り歩調に変化はないだろう。

  10月9日の終値1140円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を換算した年間20円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS681円64銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャート見ると25日移動平均線および75日移動平均線近辺から急反発した。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなっている。強基調への転換を確認した形であり、出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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