【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本アジアグループは下値固め完了して出直り歩調、7月の戻り高値試す

2013年10月1日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  社会インフラ関連やメガソーラー関連の日本アジアグループ <3751> (東マ)の株価は、下値固めが完了して出直り歩調だ。建設ビッグプロジェクト関連などテーマ性は多彩であり、7月の戻り高値を試す動きだろう。

  インフラ・環境・エネルギーの3つのテーマに経営資源を集中し、空間情報コンサルティング事業(国際航業ホールディングスの防災・減災・社会インフラ関連)、グリーンプロパティ事業(土壌・地下水汚染関連、戸建住宅関連)、グリーンエネルギー事業(欧州と国内での太陽光発電所開発・売電関連)、ファイナンシャルサービス事業(証券業)を展開している。

  防災・減災・老朽化インフラ関連、公共投資関連、メガソーラー関連、環境関連、金融緩和メリット関連などテーマ性は多彩である。なお9月26日に、傘下のJAG国際エナジーが福岡県北九州市において太陽光発電所「響灘ソーラー」を完成させたと発表している。安川電機 <6506> をEPC(設計・調達・建設)事業者とする地域密着型太陽光発電所プロジェクトで、発電した電力はすべて九州電力に売電する。

■今3月期は営業利益67%の大幅増益

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.2%増の690億円、営業利益が同67.0%増の25億円の増収営業増益としている。空間情報コンサルティング事業は防災・減災関連などの公共投資増加、グリーンプロパティ事業は戸建て住宅の受注増加、ファイナンシャルサービス事業は株式市場の活況が追い風となり、いずれも好調に推移する。グリーンエネルギー事業は売電収入の増加や欧州でのメガソーラー売却などで収益が改善する。

  経常利益と純利益については、営業外損益が大幅に変動する可能性があるため未定としているが、第1四半期(4月~6月)は大幅増収となり、営業損益も増収効果で大幅に改善している。このため通期ベースでも好業績が期待されるだろう。

  株価の動き(効力発生日10月1日で株式10分割のため修正株価)を見ると、8月23日の直近安値401円をボトムとして急反発した。9月26日には588円、9月27日には587円まで上伸する場面があり、7月17日の戻り高値687円に接近している。9月30日は全般地合い悪化の中、終値で前日比22円(3.89%)安と反落したが、下値固めが完了して戻り歩調だろう。

  9月30日の終値543円を指標面(株式10分割後)で見ると、実績PBR(前期実績に株式10分割を考慮した連結BPS744円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換した形だ。週足チャートで見ても26週移動平均線を回復して強基調へ転換の動きを強めている。多彩なテーマ性も材料視して7月の戻り高値を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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