【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は本格出直り、3ヶ月ぶり26週線突破

2013年10月1日 09:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  機械専門商社の第一実業 <8059> の株価は出直り感を強めている。3%台の高配当利回りなど指標面の割安感に見直し余地が大きく、きっかけ次第で出直りの動きに弾みがつくだろう。

  機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開している。13年5月に新経営計画「AIM2015」を発表して、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。

  グローバルビジネスを積極展開する方針で、9月18日にはインドにおける事業拡大に向けて、インド北西部のアーメダバード(グジャラート州)に新事務所を開設したと発表している。インドにおける3カ所目の拠点となる。

  今期(14年3月期)連結業績見通しについては受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。

  プラント・エネルギー関連が減収となり、純利益はタイ現地法人増資に伴う負ののれん益が一巡するため微減益の見込みだ。ただし自動車関連の産業機械が好調である。第1四半期(4月~6月)は、海外法人部門でアジアのIT・デジタル関連機器の需要が減少して営業赤字だったが、期後半の設備投資需要の回復や円安メリットが期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、8月の400円近辺でのモミ合い展開から上放れの形となって水準を切り上げた。9月27日には444円まで上伸して、7月上旬の戻り高値に面合わせする場面もあった。調整が一巡して出直り態勢だろう。

■配当利回り3.5%、PERも7倍台

  9月30日の終値431円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円66銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。

  日足チャートで見ると75日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換する動きだ。低PER、低PBR、今期予想配当利回り3%台という指標面の割安感にも、引き続き見直し余地が大きいだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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