【編集長の視点】東京エレクトロンはストップ高のあと反落、「メイド・イン海外」の株価材料株は高安マチマチ

2013年9月26日 15:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  東京エレクトロン <8035> は26日、270円安の5220円まで下げて40円安の5450円と8営業日ぶりに反落した。9月24日に世界トップの半導体製造メーカーのアプライドマテリアルズとの三角合併による経営統合を発表、統合比率換算による上値思惑で、前日25日にストップ高の急伸を演じ、前日の米国市場で、アプライドマテリアズの株価が続伸したが、前日大引け後に同業他社のアドバンテスト <6857> が、今3月期業績の下方修正を発表、期初の黒字転換予想が連続赤字と悪化することが響き利益確定売りが先行した。

  東エレクの経営統合は半分、海外発の株価材料となっているが、この2週間、株価材料としては「メイドイン・ジャパン」の国内発より、「メイドイン・海外」の方が、急騰・急落ともインパクトが大きくなっている。9月13日は、ソフトバンク <9984> が、アリババの年内上場見送りが観測されて350円幅の急落となり、同日に米ツイッター社の株式上場申請が伝えられて、デジタルガレージ <4819> (Dカレージ・JQS)が、ストップ高と急伸し、16日に第一三共 <4568> が、インド子会社のランバクシー社にFDA(米食品医薬品局)から輸入禁止措置を受けたことで159円安、17日に台湾ワクチンメーカーとインフルエンザワクチンの商業化の優先交渉権を供与したUMNファーマ <4585> (東マ)が、ストップ高したことなどが、この代表例となっている。

  きょう26日の各社の株価は、Dガレージが、株式分割権利落ち後の理論株価に対して145円高の3130円、ソフトバンクが240円高の6780円、UMNファーマが、210円高の4020円、第一三共が、15円安の1807円と3日続落するなど高安マチマチとなった。

  東エレクの前日の株価は、ストップ高したあと、経営統合が、反トラスト法の関係で米国当局から認められないとの米国市場での観測を伝えられて、利益確定売りが交錯し上値の伸びを鈍くした。三角合併で設立する持株会社との株式交換比率は、アプライドマテリアルズが1対1、東エレクが1対3.25となっており、下値からは同交換比率を巡ってなお思惑が続く見込みだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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