【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズの週足チャート好転、26週線突破し本格出直り

2013年9月25日 14:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ <4829> (東2)の株価は調整が完了して出直りの動きを強めている。今期(14年5月期)好業績見通しが支援材料だ。なお9月27日に第1四半期(6月~8月)業績の発表を予定している。

  コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開している。国内では携帯電話販売会社との協業を強化し、中国では電子コミック配信サービスやチャイナテレコムの携帯電話販売店運営を展開している。配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルが基本で、13年3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。

■権利の自社保有を基本に好業績、株式100分割へ

  また9月20日には、NTTドコモ<9437>の「iPhone」向けに月額課金サイトを提供すると発表した。子会社の交通情報サービスとともに「デコデコメール」「女性のキレイ・リズム」「ATIS交通情報」などのサイトを提供する。

  今期の連結業績見通しは売上高が前期比20.9%増の50億円、営業利益が同39.7%増の5億20百万円、経常利益が同27.7%増の5億円、純利益が同11.3%減の3億15百万円としている。純利益は投資有価証券売却益の一巡で減益見込みだが、セグメント別にはコンテンツサービス事業が同17.9%増収、ソリューション事業が同24.2%増収の計画である。新規会員数の増加などで増収増益見込みだ。中国での電子コミック配信事業強化やチャイナテレコムショップでの販売拡大なども寄与する。

  なお7月30日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。11月30日を基準日(効力発生日12月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。株式分割に伴って今期予想配当は従来の年間200円(期末一括)から年間2円(期末一括)となる。

  株価の動きを見ると、9月2日に直近安値となる1万3810円まで調整する場面があったが、6月の安値1万3400円を割り込むことなく反発し、水準を切り上げた。9月18日には1万8850円まで上伸する場面があり、調整が完了したようだ。

  9月24日の終値1万6990円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS835円54銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万0125円77銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線も突破した。また週足チャートで見ても、足元で割り込んでいた26週移動平均線を回復した。今期好業績見通しに再評価の余地があり、出直り展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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