シード、使い捨てコンタクトレンズを自主回収 包装容器内に異物混入のおそれ

2013年9月20日 18:18

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 コンタクトレンズ大手のシードは20日、同社が製造している1日使い捨てソフトコンタクトレンズ「シード 1dayPure うるおいプラス(販売名:シード 1dayPure UP)」の一部製品において、包装容器内に微細な異物が混入している可能性が否定できないため、対象製品を自主的に回収すると発表した。自主回収の対象箱数は合計2,399箱。

 シードによると、対象ロットは、製造工程中のレンズを保管する設備の部品のごく一部が破損している状態で製造されていたことが判明したものだが、破損部品が製品に付着した可能性は極めて低く、現在まで確認されていないという。

 また、仮にレンズに付着したとしても、当該工程の後に全品自動画像判定システムおよび目視での検査を採用しており、健康被害を及ぼすような異物が混入する可能性はないと考えているという。しかし今回、工程上、不具合のあった製造設備において生産が行われたことが判明したため、自主的に回収することを決定した。

 なお、現在までに顧客からの当該照会や健康被害の報告は一切なく、かつ回収対象製品のロットは全て特定されており、対象ロット以外の製品については何ら問題はないという。

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