出光、ノルウェー領バレンツ海の探鉱鉱区で試掘に成功 油の集積を確認

2013年9月9日 17:03

印刷

 出光興産は9日、同社の子会社である出光スノーレ石油開発が、ノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲを通じて20%の権益を保有する探鉱鉱区の「ウィスティング・セントラル」構造で試掘をした結果、油の集積を発見したと発表した。

 試掘に成功したウィスティング・セントラル構造は、近年、油・ガスの発見が報告されているバレンツ海に位置しており、離岸距離は約270km、水深は約370m。試掘井は海面下905mまで掘削して詳細な地質データを収集し、50~60mの油の集積を確認した。

 出光は今後、詳細な評価・検討を行う予定。推定可採埋蔵量は6500万~1億6500万バレル(出光権益分は1300~3300万バレル)。

関連記事