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ペット産業国際見本市開催、業界の今後は?
2013年8月22日(木)~25日(日)に幕張メッセにてペット産業国際見本市「インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~」が開催される。11年にスタートした同見本市は、「人とペットの新たなライフスタイル」のための製品・アイディア・サービスが国内外から集結。12年度開催時には13カ国・地域から257社が出展し、21カ国・地域から4万6883名が来場している。
総合マーケティングの株式会社総合プランニング発表の「2012年版ペットビジネス市場の現状と将来展望」調査報告書によると、ペット関連製品市場は11年度において3,660億8,000万円の規模を有し、今後も市場トレンドキーワードとしたビジネス展開が市場を牽引すると考えられ、14年度には3,869億円に拡大する見通しであるという。
また、一般社団法人ペットフード協会が12年9月に行った、20代から60代までの男女5万人を対象とした調査、「平成24年全国犬猫飼育実態調査」によると、調査時において、ペットを飼育している人は全体の36.9パーセントであり、このうち犬を飼っている人が16.8パーセントと約半数を占め、次に猫10.2パーセント、金魚6.2パーセントと続いた。そして、今後、新たにペットを飼育したい、もしくは引き続き飼育し続けたいと回答した人は、全体の51.4パーセントであり、飼育したいと思うペットについては、犬が30.4パーセントと一番人気であった。
ペット産業国際見本市では、住宅、自動車、IT、観光、ファッションとペット産業以外の異業種の出展も多く、開催期間中の2日間を商談日として設定されている。また、一般公開日には、ペットの中でも犬を中心としたイベントやセミナーが多数開かれ、獣医師による犬猫ペットの健康相談なども行われる。今後、ますます拡大するであろうペット市場で、同見本市は、ペット産業への参入を計る企業や犬をはじめとするペットの飼い主にとって、情報交換の場であり、ビジネスチャンスを掴む場としても寄与している。(編集担当:中村小麦)
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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