【アナリスト水田雅展の銘柄分析】テクマトリックス株価は出直り基調に変化なし、上値でのモミ合い良好

2013年8月8日 09:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 情報サービスのテクマトリックス<3762>(東1)の株価は足元でモミ合い展開だが、出直り歩調に変化はないだろう。

 1984年に旧ニチメンの子会社として設立(2000年に現社名に変更)し、2001年には関係強化を目的として楽天<4755>に第三者割当増資を実施した。現在はネットワークやセキュリティ関連のハードウェアを販売する情報基盤事業と、医療・CRM・EC・金融などの分野でシステム構築やクラウドサービスを提供するアプリケーション・サービス事業を展開している。

■業績を上方修正、金融機関向け大型受託開発案件を受注

 7月31日に今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)連結業績、および繰延税金資産の追加計上に伴って第2四半期累計(4月~9月)と通期の純利益見通しの増額修正を発表した。

 第1四半期の連結業績は前年同期比3.4%増収、同37.4%営業減益、同38.2%経常減益、同3.6倍最終増益だった。人件費の増加で営業減益だったが、純利益は繰延税金資産の追加計上が寄与した。情報基盤事業は主力の負荷分散装置がネット証券向けに好調で同9.6%増収だった。アプリケーション・サービス事業は、医療情報クラウドサービス分野の売上計上方法の影響で同7.2%減収だったが、インターネットサービス分野で金融機関向けの大型受託開発案件の受注に成功したようだ。

 通期見通しは純利益を増額修正して、売上高が前期比4.6%増の175億円、営業利益が同3.7%減の11億50百万円、経常利益が同1.9%減の11億50百万円、純利益が同9.7%増の6億90百万円とした。医療情報クラウドサービス分野の売上と利益をサービス期間に応じて按分計上することがマイナス要因となるが、情報基盤事業ではサイバー攻撃に対応した次世代ファイアウォール製品などが好調に推移する見込みだ。

 株価の動き(4月1日付で株式200分割)を見ると、直近安値6月27日の482円から反発し、7月中下旬にかけて600円台を回復した。その後は戻り一服の形となり足元は580円~600円近辺で推移しているが、第1四半期営業減益の影響は限定的のようだ。8月7日は悪地合も影響して570円台に下落したが、下値固めは完了しているだろう。

 8月7日の終値573円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円87銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円50銭で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS460円26銭で算出)は1.2倍近辺である。日足チャートで見ると75日移動平均線が抵抗線の形だが、一方では25日移動平均線が下値を支える形のようだ。出直り歩調に変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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