【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは再上昇近い、戻り高値後の調整小幅

2013年8月8日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 電子書籍関連のスターティア<3393>(東マ)の株価は戻り高値後の調整は小幅で再上昇場面が近そうだ。

 電子ブック作成ソフト「ActiBook」を主力として、Webアプリケーション開発などのウェブソリューション事業、クラウド関連サービスなどのネットワークソリューション事業、OA機器・MFP(複合機)販売などのビジネスソリューション事業を展開している。アジア市場への事業展開で「ActiBook」の多言語対応の開発も進めている。

■第1四半期は2ケタ増収、通期2ケタの増収増益

 7月30日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比14.9%増の17億28百万円、営業利益が15百万円の赤字、経常利益が20百万円の赤字、純利益が14百万円の赤字だった。人件費の増加などで営業損益が悪化したが、売上高はウェブソリューション事業が同24.7%増収、ネットワークソリューション事業が同9.6%増収、ビジネスソリューション事業が同14.1%増収と好調だった。

 通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比22.9%増の81億60百万円、営業利益が同21.9%増の8億円、経常利益が同22.0%増の8億円、純利益が同2.3%増の4億円としている。ウェブソリューション事業で「ActiBook」が好調に推移し、ビジネスソリューション事業ではストック型サービス強化に向けたMFPの販売拡大が寄与する見込みだ。電子書籍関連市場の拡大も追い風だろう。

 株価の動きを見ると、7月25日に1329円、7月26日に戻り高値となる1331円まで上伸する場面もあったが、8月1日に1100円まで反落した。第1四半期の営業赤字が嫌気されたようだ。足元は1100円台で調整局面のようだが、6月27日の安値980円水準まで下押す動きは見られない。

 8月7日の終値1148円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円81銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円98銭で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS605円71銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が抵抗線の形となったが、一方では下値も切り上げている。調整の最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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