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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオン株価が煮詰まる、『三角保ち合い』の好チャート
補聴器首位のリオン <6823> の株価は三角保ち合いの形だが、煮詰まり感を強めている。
医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。
7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は、前年同期比4.9%増収、同2.0倍営業増益、同2.1倍経常増益、同2.4倍最終増益だった。補聴器は13年2月に発売した中価格帯の新製品「リオネットプレシア」が好調に推移した。微粒子計測器は海外向けが好調だった。
■第1四半期好調、通期も増収増益、PER10倍前後
通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。医療機器事業では医用検査機器の買い替え需要が一巡するが、主力の補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」や中価格帯「リオネットプレシア」が好調に推移する見込みだ。環境機器事業は公共投資の増加が追い風で、音響・振動計測器の官公庁案件が回復する見込みだ。
第1四半期の進捗率は、通期見通しに対しては売上高が23.5%、営業利益が20.7%、経常利益が21.5%、純利益が20.5%とやや低水準だが、第2四半期累計(4月~9月)に対しては売上高が49.6%、営業利益が56.3%、経常利益が58.3%、純利益が61.5%と高水準である。補聴器の高付加価値製品の好調などで通期見通しは達成可能だろう。
株価の動きを見ると、5月の高値から上値を切り下げたが、一方では6月の安値から下値を切り上げて三角保ち合いの形だ。7月3日に発表した公募増資(発行価格969円、払込7月18日)の影響が一巡し、足元では煮詰まり感を強めている。三角保ち合いのほぼ最終局面だろう。
8月6日の終値1011円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS104円06銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1147円83銭で算出)は0.9倍近辺である。今期好業績見通しで指標面に割安感があり、三角保ち合い上放れの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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