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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォコムは『25日線』で下げ止まり出直り近い
ITソリューションやコンテンツ配信などのインフォコム<4348>(JQS)の株価は、『25日線』で下値を固め出直り本格化が期待される。
企業(携帯電話事業者、一般企業、医薬医療関係機関、官公庁、教育研究機関などBtoB市場)向けにITソリューション・サービスを提供するITサービス事業、一般消費者(BtoC市場)向けに各種デジタル・コンテンツやEコマースを提供するネットビジネス事業を展開している。
重点事業領域としては、電子書籍・音楽系コンテンツ・ゲーム配信などのネットビジネス事業、医療機関向けや製薬企業向けなどのヘルスケア事業、企業の業務効率化機能を充実した完全Web-ERPソフト「GRANDIT」事業を掲げている。さらにM&Aや戦略的アライアンスも積極活用して、クラウドサービス、ソーシャル・メディア・サービス関連、ビッグデータ領域におけるデータサイエンス関連、農業IT化関連、そして海外展開なども強化する方針だ。
■第1四半期は増収増益、通期の純益は3期連続の最高益
7月31日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)連結業績は前年同期比13.8%増収、同6.4%営業増益、同5.0%経常増益、同32.8%最終増益だった。ITサービス事業はヘルスケア関連の業容拡大で同11.5%増収、ネットビジネス事業は電子書籍・ゲーム・コンテンツ配信サービスの好調で同17.6%増収だった。
通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円で3期連続の最高純益更新見込みとしている。事業セグメント別にはITサービス事業が同6.3%増収、ネットビジネス事業が同8.5%増収の見込みだ。
研究開発費増加など中期成長に向けた先行投資負担で小幅営業増益にとどまるが、ITサービス事業ではヘルスケアとGRANDITの業容拡大、ネットビジネス事業では電子書籍やソーシャルゲームの成長が牽引する。第4四半期(1月~3月)偏重の収益構造のため通期予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、通期計画の達成は可能だろう。さらに先行投資の効果が本格寄与する来期(15年3月期)以降は一段の収益拡大が期待されるだろう。
なお9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を200株に分割し、単元株式数を100株とする。配当は4月26日公表の年間3500円(期末一括)が年間17円50銭(期末一括)となり、前期(株式分割換算で16円50銭)比実質1円の増配である。
株価の動きを見ると、6月26日の13万5300円、6月27日の13万6300円から反発して15万円~17万円近辺まで戻している。7月25日には17万3300円まで上伸する場面があった。調整が一巡して出直り態勢だろう。
8月2日の終値16万1700円を指標面(株式200分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5920円73銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3500円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS12万8367円64銭で算出)は1.3倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げており、強基調回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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