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【編集長の視点】ソニーは1Q純利益が黒字転換、市場予想を下回るがADR高が支援して急続伸
<銘柄ウオッチ>
ソニー <6758> は、85円高の2189円と急続伸している。前日1日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、純利益が黒字転換して着地し、3月通期業績については売り上げを期初予想から上方修正したものの利益を据え置きとし、市場コンセンサスを下回ったが、前日の米国市場で、NYダウが急反発して円高が進み、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して83円高(円換算値)で引けたことも支援し買い増勢となっている。
1Q業績は、前年同期比13%増収、5.7倍営業増益、4.9倍税引前増益とV字回復し、純利益は、34億8000万円(前年同期は246億4100万円の赤字)と黒字転換した。為替レートが、前年同期の1ドル=80.2円から98.7円、1ユーロ=103円から128.9円とそれぞれ円安となり、この好影響にスマートフォンが好調に推移したモバイル・プロダクト&コミュニケーション分野の大幅な損益改善やリストラ効果による12四半期ぶりのテレビ事業の黒字転換、金融分野の大幅増益、さらに子会社が保有していた音楽出版カタログの売却益103億円も加わりV字回復し、純利益は、構造改革費用が前年同期に比べて66億円減少して黒字転換した。
3月通期業績は、為替レートを期初予想の1ドル=90円前後、1ユーロ=120円前後からそれぞれ100円前後、130円前後に円安方向で見直し、売り上げを期初予想より400億円引き上げたが、利益は変更せず、純利益は、500億円(前期比16%増)と続伸を見込んでいる。ただ1Q利益の通期業績対比の進捗率は、6~22%と目安の25%を下回り、通期純利益も、市場コンセンサス対して約60億円未達となる。
株価は、業績評価そのものより同社株式を保有する米ヘッジファンドの映画・音楽のエンターテインメント事業の分離・上場提案に反応して年初来高値2413円をつけ、全般相場急落とともに1810円安値まで突っ込み、2000円大台を出没している。なお1株純資産2174円水準で強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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