【株式評論家の視点】日野自動車は中期的な成長性は未評価、株価のポテンシャルは大きい

2013年8月2日 10:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  日野自動車 <7205> が注目される。7月22日に1725円の戻り高値に買われたが、これは好業績発表を先取りしたもの。実際、7月26日に発表された今2014年3月期の第1四半期の業績は、売上げが4138億円と、前年同期比11%増、営業利益に至っては319億円と、同2.1倍の素晴らしい決算であった、

  しかし、通期の見通しについては売上げ1兆6200億円と前期比5%増、営業利益850億円、同30%増の抑えた予想が据え置かれている。第1四半期の営業利益の通期見通しに対する進捗率は37%にも達しており、先行き現在の見通しが修正される可能性はかなり強い。目先筋の売り一巡後は、そうした好実態が改めて見直されていくことになりそう。

  シェアが高いタイでの販売拡大に加え、タイバーツ高円安の効果が収益の押し上げ要因になっている。今後も、タイではインフラ整備などを背景にトラック需要は旺盛と見られ、第2四半期以降も高い収益力が維持可能と推定されている。また、国内の普通トラック需要も、首都圏のディーゼル規制などで2004年3月期から2007年3月期にかけて特需があったが、年数が経過しその保有車両の買い替え需要が徐々に出てくる見通し

  国内、海外の好調を受け、今3月期の見通しについては、営業利益は会社側見通しの850億円を大きく上回り、アナリスト筋では1000億円台乗せが有力との見方が強い。同社は第1四半期決算発表と同時(7月26日)に、大中型トラックの古河新工場が2016年の本格稼働開始を目指すと発表した。ノックダウンの輸出基地として、同社のグローバル生産体制の確立に大いなる力を発揮するものと見られている。中期的な成長性はまだ未評価の段階だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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